いつもではないですが、時々、旅先から商品を発送させて頂く事があります。もちろん、出品している商品は、原則的に、帯同しております。ただ、大阪のような大都会と異なり、例えば、以前お話いたしました「七尾(能登半島)」とか、あるいは、今回、お伊勢参りをする為に宿泊した「松阪(三重県)」のような地方の町は、駅の近くに「クロネコの営業所」がない場合があるのです。もっとも、以前は、松阪駅の近くに「クロネコの営業所」があったそうなのですが、ネット情報を信じて行ってみると、既にクローズ状態・・・・・。「閉鎖したなら閉鎖したで、位置の情報を消去してくれよ」と思うのですが、その情報の管理者が、宅配「クロネコ」とはぜんぜん別の会社がやっている為か、ほったらかしのまま・・・・・。仕方がないので、近くの肉屋のお兄ちゃんに場所を聞くと、「ここから歩いたら、40分以上かかるやろうなあ・・・。浜の方にあるからなあ・・・。タクシーで行った方がええんとちゃうか」との事でした。「発送する為にタクシーを使うなんて、そんな贅沢が出来るかっ・・・。経費が掛かりすぎるわっ。そもそもタクシーなんか、どこにも走ってないやないか・・・」と思いながら、肉屋のお兄ちゃんに道を聞き、車がビュンビュン走る道を40分、歩く事にしました。だんだん日が暮れてくるし、おなかが冷えてくるし・・・・・、クマが出ないだけ、「七尾(能登半島というクマの楽園にある町)」の時よりは気が楽ですが、歩道といっても、「ガードレール付きのちゃんとした歩道」ではなく、白い線を引いているだけの細い細い「なんちゃって歩道」ですから、すぐ真横を車が高速で走り抜けていく時の恐怖は、なかなかのものでした。クマと大差ないぐらい怖いわっ・・・・・(苦笑)。 まあ、いくつもいくつも信号機を超えて、結局、鉄の塔の側にある「クロネコの営業所」にたどり着いたんですけれど、いや~長かった、長かった・・・。いい経験をしました(苦笑)。オアシスを目指して砂漠を歩く人々の気持ちが分かったような気がします。昭和の昔、TV漫画で、「ワクワクドキドキするけれど~、おっかなびっくりするけれど~、旅に出かけりゃ、シンドバット、いつかはそいつも、思い出さ~」という歌の歌詞がありましたが、まさにその通りでございます・・・(笑)。しかし、よく考えたら、再び、もと来た道を40分かけて戻らないといけないわけですから、それを思うと、気が滅入ったのも事実です・・・・・(涙)。 さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、大昔、シルクロードを渡って、東西の様々な国に運ばれ、人々を魅了した「エズメラルダ(エメラルド)」でございます。そして、なんと、ほぼ1ctに達しようかという、高級産地「コロンビア・ムゾー鉱山」のエメラルドでございます。たしかに、他の産地(ただし、マッサ太郎が取り扱うルース)も 綺麗なことは綺麗なんです。単体で見ていれば、「惚れてまうやろ~」と言わんばかりの吸い込まれそうな緑色をしています。さすがは、エメラルドグリーンという感じです。しかし、コロンビアのムゾー産だけは、もう一つ、何かが加わるんです。華やかさと申しますか、包まれるような優しさと申しますか、心地良い深みと申しますか、言葉ではなかなかお伝えするのは難しゅうございます。「私は、まだコロンビアのムゾー産のエメラルドを持っていないの・・・」という、エメラルド初心者の方や、あるいは、「そんなに高額ではないけれど、ある程度、ちゃんとした美しいエメラルドを気軽に普段使いしたいんです・・・」という方にお勧めしたい商品です。もし、ケタが一つ、二つ違うエメラルドを・・・・・、という方は、質問欄にてお問い合わせ頂けましたらよいとして、購入の難易度が高いエメラルドに初めて挑む時は、ぜひ、マッサ太郎の、この「初心者向けエメラルド」を、ステップアップ(虹の階段を駆け上がる時)の為のマスターストーンとしてお使い下さいませ。