最近、我が家の出目金に、「落ち着きが無くなってきた」ように感じます。某自身は、金魚歴50年(宝石歴の約2倍)を超える金魚愛好家ですので、金魚を見る目は、宝石を見る目以上かもしれません。金魚屋さんに行って、ひらひらと泳ぐ金魚を見れば、瞬時に、金魚の種類、価格、良しあしが分かります。子供の頃は、金魚屋になろうかと真剣に考えていたぐらいです。 そんな某(それがし)によって選び抜かれたはずの、我が家の出目金「出目の里」ですが、まさか「身体障害を有する出目金」だったとは、夢にも思いませんでした。買って帰って、水槽に入れ、泳ぎがあまりにもぎこちない事に初めて気づいたのです。尾びれ以外は問題がないのですが、尾びれがイルカのような形をしている奇形です。専門的には、「蝶尾」という高級な種類の尾びれでして、下に垂れ下がるのではなく、団扇(うちわ)のように、真横に広がっているのです。もちろん、イルカのようにドルフィン泳法が出来れば問題はないのですが、金魚にそんな筋力はございません。また、目が大きく重くなければ、辛うじてバランスを保って泳げるのですが、「出目の介(おい、途中で名前が変わっとるやないかい・・・笑)」は、ご察しの通り、目が大きく重いので、重心が前へ前へと行ってしまい、少しでも油断すると、頭の部分が下に(下~に~、下に・・・・・、大名行列と違うっちゅうねん・笑)、そして、尾びれの部分が上に行って、立ち泳ぎのようになってしまうのです。人間の立ち泳ぎとは逆で、頭が、下~に~、下に・・・・・(もう、ええっちゅうねん・笑)。そして、こともあろうか、挙句の果てには、ぐるっと半回転して、背泳ぎ状態になります。熱帯魚ではそういうのがいるのを知っていましたが、金魚では、死にかけの金魚以外で初めてです。 あっ、「落ち着きが無くなっている」という話ですが、金魚屋では、一日に一回しか餌を貰えなかったのに、我が家に来て、某と同様、朝ごはん、昼ごはん、3時のおやつ、晩ごはん、夜食と、一日に5回、えさをやっている内に、関取「出目の里」の胃袋が大きくなっていったのか、一日中、落ち着きなく餌を無心するようになってしまいました・・・・というお話でした。 さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、ほんの少し紫がかっている「ブルーサファイア」でございます。もともと、中古品から外したルースですので、産地は不明です。カットは、欠けなどありません。10倍ルーペで見ると、内部がクリアーで、青い色帯が見えます。彩度が高いことから、おそらくスリランカ産ではないかと思っています。ギウダを通常加熱したルースだと思います。側面から見て、無色透明には見えないので、拡散処理はしていません。総合的に見て、標準以上の「綺麗なブルーサファイア」ですので、リングやペンダントに、どうぞ、お仕立て下さいませ。