ご覧いただき、ありがとうございます。 当出品物は、数あるスタックスの歴代モデルの中でも、 際立って高音質と感じることから イヤースピーカーの大傑作 と認識しており、 すごぶるお気に入りですから、複数所有しております。 この機種の価値がお分かりの方、そして大切にしてくださる方へお譲りしたいと思います。
マニア・愛好家の方々は 既にご存知のように、昔のSTAXと 近年の製品とでは 音造りの方向性が異なる印象で、 個人的に無視できない音質の差異があるように感じてます。 モデルチェンジ毎に振動膜/発音体ユニットが高剛性化に邁進していることで 音圧の高さや押出の強さ、低音域のボリューム感などは”幾分”勝っているものの 段々と、冷淡で硬く 、ともすると無機的な音に変革していったような印象を持っています。 スタックスのイヤースピーカーのほとんどを、一度は所有してみたことのある当方ですが 私見を述べさせていただくと、当機種は多数存在する歴代モデルのなかでも、際立って 高音質だと感じております。 「柔よく剛を制す」の如く、柔軟性に富んだフレキシブルな振動膜と、極めて導電性の高い黄金色に輝く固定電極。 これが、このころのSTAXトーンの鍵になっているのであろうと推察致します。 元来のパーツは、とうの昔に絶版になっておりますので、当オークションでもよく見かける スタックス 修理品での「後継機種の発音体ユニット」を代用したものでは、到底この音は出せません。 それはもう、一聴して 直ぐに分かるくらいの 大きな違いがあると、個人的には感じる次第です。 当オークションでは様々なコンディションの商品が出品されておりますが、ダメージのある 残念なお品物も相当数ある印象でして ノイズや異音が聴こえる、左右の音量が揃っていない、発音ユニットの接着不良による位置ずれやガタツキ 時間が経過すると音が歪む→音量が著しく低下、精密な発音ユニットを守るガードフィルムの破れや欠損などなど。。。 何度もハズレを引き、落胆を繰り返してきた身であるからこそ いえることでございます。
当方の出品物を購入してくださった方々に喜んでいただけるよう、これまで創意工夫して参りました。 外装の入念な清掃を始めとして、専門ショップさまでもなかなか行われない内容を盛り込んできたつもりでございます。 私事で恐縮ですが、還暦を迎えるにあたり 更なるレベルアップを試みようと考え、私的に愛用してきた手法を採用することに致しました。 高音質レーベルとして、世界的に著名な 米国のシェフィールド・ラボ社が 嘗て発表しておりました Burn-in Signal (システムを活性化する 特殊な信号) 並びに De-Magnetized Signal (不要な帯磁を除去する消磁信号)。 更には、Magnetic Domain Matrix Signals(磁気歪みを追放する9種の異なるスペクトラムを有する消磁信号)を これらの信号を機器に流すことで得られる リフレッシュ効果は大きく、トリートメント作用が体感できる項目として 当方の出品する STAX スタックス製品には、全面的に採用していく所存でございます。 他所では得られない 音質的 特典と、お知り見置きいただきたいと存じます。
スタックスが コンデンサー型 イヤースピーカーの一号機である 「SR-1」を発売してから、50年以上が経過しました。 そして当方がSTAXのイヤースピーカーを愛好し始めてから 40年近く経ちました。 当時はフラッグシップであった ” SR-009 ” を含め、数多くのモデルを所有し 趣味で収集してきました。 その日の気分次第で取っ替え引っ替えしながら 、様々なイヤースピーカーを愉しんでいます。 スタックスのコンデンサー型は、ミクロン単位な精度が要求され、製造には極めて細心の注意が必須なため 熟練の職人達により工程の殆どが、未だに手作業で製作されているなど、ある意味 非効率的な手法で造られております。 残念なことに 我が国の現代では失われつつある、正に Made in Japan の真髄を地で行く孤高の存在であり続けています。 その技術を磨き続けて、何十年も長きにわたりアイデンティティを守り抜いた、歴史と伝統あるメーカーでございます。 静電型では、(ほぼ)独壇場であります STAXのコンデンサー型イヤースピーカーは 世界的な評価を確立しており、その極めてクリアでピュアな純度の高い音は、無色透明で潤いに満ちており 瑞々しく 艷やか、清楚で麗しい優美な美音が特徴的で、抜群の音のヌケや粒立ちのよさ 分解能に優れ 且つ 聴き疲れのしない その爽快なテイストは、これぞ STAX!でございます。 空間表現力に優れ、音場が とてもワイドに展開されることも、持ち味の一つではないでしょうか。
【SR-Λ Signature (ラムダ シグネチャー)】 STAXがプロバイアスを採用し始めたのが、 1982年の SR-Λ Professionalからで この製品がラインナップされていたのは、1986~1993年ですから、30年以上も昔で 個体によっては、40年近くも前のイヤースピーカーとなります。 相当に旧い製品ですが、あの時代に、これほどまでの高音質を、既に実現していたことに、驚きを禁じ得ません。 このSOUNDこそ、静電型の真骨頂。これぞ STAXの真髄 であると感じる次第でございます。 限られた機種のみが採用できた 超々極薄のスペシャルな振動膜を搭載した 本当に特別なモデルでございます。 生産国である我が国よりも、海外のSTAX愛好家たちから絶大な支持を受け続けているモデルで 未だに Λ型の 最高傑作 と誉れ高き名声を確立している、非常に素晴らしい音色を奏でます。 当モデルの音は、極めてシャープ、際立った透明感と斬れこみが素晴らしく、精細で美しく靭やかなテイスト。 鮮やかな ”突き抜け感” がすごぶる特徴的で、驚異的にクリアで澄み切った音は、もう見事というしかございません。 超微粒子な音が拡散されるように展開され、輝くような艶やかさは誠に絢爛豪華。魅惑的で極めてリッチでゴージャスな印象です。 加えて、血の通った生身の温度感が秀逸で、生っぽく 躍動的に聴こえるので、無機的に「音が鳴っている」というよりも 「音楽を奏でている」有機的な感覚で、この機種でないと出ない音が確実に存在する希有なモデルでございます。 出力ケーブルは、現在では絶版となった 貴重な PC-OCC ( 単結晶状高純度無酸素銅) この導体は採算が取れないことから、惜しまれながらも製造停止になってしまった銅材で 千葉工業大学教授である 大野篤美氏が考案した Ohno Continuous Cast = OCC製法 ( 加熱鋳型式連続鋳造法)で造られた 単結晶 無酸素 高純度銅線のことで 古河が「PC-OCC」と商標登録していた関係上、同社が製造したOCC導体が PC-OCCと名乗れるわけです。 この製法で造られた導体は、結晶境界が理論上ゼロという 信号伝達を妨げる要素がない材質で その奏でる音質が多くのファンを虜にし、サエク/アコリバ/オヤイデ/クリプトン/ハーモニックスなどなど 数々のケーブルメーカーが主力商品に挙って採用していた、たいへん有名な電材でございました。 我が国では 生産国であったが故に、ありふれた印象を持たれるかもしれませんが 海外では、すごぶる高い評価を確立している導体になります。
旧い製品ですので、使用に伴うキズやスレなどがございますが、大きなダメージは見当たりませんでした お約束の(!?)劣化したスポンジにつきましては、、インナー側は丁寧に除去し 現行のメッシュスクリーンをスタックスから取り寄せて貼り直してございます。 アウター側のほうは朽ち果てておりましたので、こちらも除去してございます。 見落としがあるかもしれませんが、画像を最大数 掲載しましたので、ご参照ください。 外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので 見た目を重視される方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。 中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い申し上げます。 実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが 原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。
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