ご覧いただき、ありがとうございます。 STAX スタックス SRM-T1 真空管/半導体=ハイブリッド GE(米国球)=双三極管/6CG7 A級動作/バランス増幅/DCアンプ/非磁性体シャシ の出品でございます。 当然のことながら、動作良好な完動品でございます。 純正の電源ケーブルが付属致しますし、コピーでよろしければ 取説をお付け致します。 年代を考慮すれば キズや傷みが少なめで、外観は割合と綺麗な状態ですし 通常は 大きめな通風孔から内部にホコリが混入し 物によっては電子パーツが見えなくなるほどにこんもりと積もっておりますが 内部の電子基板部は洗浄したのかというくらい、信じられないほどピカピカでありましたので、驚きました。 良好なコンディションを維持しておりますので、恐縮ながら価格に反映させていただきました。
その当時は、フラッグシップであった当機種、 初段にローノイズ デュアルFET 出力段には双三極管=6FQ7/6CG7を採用した、半導体と真空管による ハイブリッド構成のドライバーアンプでございます。 全半導体で構築されたドライバーアンプがメインの時代に、敢えて 真空管という 古臭い増幅デバイスを復活させて採用したのには、それ相当の理由がございます。
ヴィンテージ・スタックスは 現代のものより、扱いにデリケートな一面がありますが その音は、より低歪みでナチュラル、妙な強調感や誇張もないので 個人的に、とっても気に入っているのでございます。 この機種の価値がお分かりの方、そして大切にしてくださる方へお譲りしたいと思います。
イヤースピーカーを鳴らすにあたり、組み合わせるドライバーアンプが 極めて重要なファクターであることは、経験上 痛切に感じております。 2017年に待望の弩級ドライバー SRM-T8000 (654,500円) が登場して以来 ラインナップの再構築を迫られていた感がありましたが、数年前に 各ドライバーアンプが全面的に刷新され、価格がグンとアップいたしました。 【SRM-700T=327,800円//SRM-700S=327,800円//SRM-500T=132,000円//SRM-400S=121,000円】 『SRM-007tA→700T//SRM-727A→700S//SRM-006tS→500T//SRM-353X→400S へモデルチェンジ』 個人的に感じたのは、フルモデルチェンジの割には、従来の内容を継承したような回路構成で 大幅なコスト上昇分を反映しているかといえば、期待も大きかった分、少々 ガッカリでした。 当機種は、現行の SRM-500T の祖先に該当し、その源流が ここから始まったという記念碑的な製品でございます。 結局のところ、昔のモデルの基本的な内容を未だに継承している点は、あの頃とは大きく替わっていないわけでございます。
当方の出品物を購入してくださった方々に喜んでいただけるよう、これまで創意工夫して参りました。 外装の入念な清掃を始めとして、専門ショップさまでもなかなか行われない内容を盛り込んできたつもりでございます。 私事で恐縮ですが、還暦を迎えるにあたり 更なるレベルアップを試みようと考え、私的に愛用してきた手法を採用することに致しました。 高音質レーベルとして、世界的に著名な 米国のシェフィールド・ラボ社が 嘗て発表しておりました Burn-in Signal (システムを活性化する 特殊な信号) 並びに De-Magnetized Signal (不要な帯磁を除去する消磁信号)。 これらの信号を機器に流すことで得られる リフレッシュ効果は大きく、トリートメント作用が体感できる項目として 当方の出品する STAX スタックス製品には、全面的に採用していく所存でございます。 他所では得られない 音質的 特典と、お知り見置きいただきたいと存じます。
スタックスが コンデンサー型 イヤースピーカーの一号機である 「SR-1」を発売してから、50年以上が経過しました。 そして当方がSTAXのイヤースピーカーを愛好し始めてから 40年近く経ちました。 当時はフラッグシップであった ” SR-009 ” を含め、数多くのモデルを所有し 趣味で収集してきました。 その日の気分次第で取っ替え引っ替えしながら 、様々なイヤースピーカーを愉しんでいます。 スタックスのコンデンサー型は、ミクロン単位な精度が要求され、製造には極めて細心の注意が必須なため 熟練の職人達により工程の殆どが、未だに手作業で製作されているなど、ある意味 非効率的な手法で造られております。 残念なことに 我が国の現代では失われつつある、正に Made in Japan の真髄を地で行く孤高の存在であり続けています。 その技術を磨き続けて、何十年も長きにわたりアイデンティティを守り抜いた、歴史と伝統あるメーカーでございます。 静電型では、(ほぼ)独壇場であります STAXのコンデンサー型イヤースピーカーは 世界的な評価を確立しており、その極めてクリアでピュアな純度の高い音は、無色透明で潤いに満ちており 瑞々しく 艷やか、清楚で麗しい優美な美音が特徴的で、抜群の音のヌケや粒立ちのよさ 分解能に優れ 且つ 聴き疲れのしない その爽快なテイストは、これぞ STAX!でございます。 空間表現力に優れ、音場が とてもワイドに展開されることも、持ち味の一つではないでしょうか。
【ドライバーアンプ SRM-T1】 スタックスでの初めてのドライバーアンプ(半導体型)=SRM-1、それに続く MK-Ⅱ は、初めて世に問うた 静電型イヤースピーカーの専用アンプとして登場しました。 それまでは、既にユーザーが持っているアンプのスピーカー端子に接続するアダプターで対応しておりました。 そこからの音楽信号を抽出し、 電子回路と昇圧トランスとでイヤースピーカーを鳴らせるまでに整えることで コンデンサー型ヘッドフォンが愉しめますというスタンスだったのですが、普通のヘッドフォンのように ジャックに挿せば音が聴けるわけではなく、特殊な部類に属するために広く 普及するといった次元までは至りませんでした。 その状況を一気に打開するため、新規にドライバーアンプを開発せねばならない状況にありました。 その最初のモデルが SRM-1 であり、プロバイアスが登場した後=MK-Ⅱを発売。 このことで、コンデンサー型ヘッドフォンのユーザー層がグンッと拡がり、顧客拡大に尽力した たいへんに力の込もったモデルでした。 其の一方で、静電型という動作原理から、真空管で構成するドライバーアンプは、コンデンサー型には より一層 適正があることがわかっておりましたので、時代遅れと誤解されかねないことも厭わず 当時はフラッグシップ機であった SRM-T1は、終段に真空管を採用したモデルとしてデビューいたしました。 初段にローノイズ デュアルFET、出力段には双三極管=6FQ7/6CG7を採用した 半導体と真空管による、ハイブリッド構成のドライバーアンプです。 全段直結 DCアンプ/A級動作/真空管ドライブ/バランス増幅/非磁性体シャシ採用など
主だった伝統的な特徴は、現行のドライバーアンプにも 脈々と継承されております。 良質な ディテント型のボリュームを採用しておりますし、プロバイアス/ノーマルバイアスの両方に対応しています。 このモデル以降の新しい機種ほど、たとえば倒産した後の 新生 スタックス時代の製品ですと、個人的に感じるのは 音の温度感がめっきり低下していき、温もりが欠落した寒色系の所謂 Hi-Fi的でクールな音色になっていくのですが スペックに現れない 熱量を伴った、実体感のあるリッチな音をお望みなら、旧いヴィンテージ スタックスはお勧めできます。 聴き疲れが極小で、もっともっと聴いていたいと思わせる、芳醇な余韻や響きを堪能できるアナログ的な音色は魅力的と感じます。 旧い製品ですが、まだまだ元気に鳴っております。
その内部はオーディオ全盛期に製造された製品らしく、当時の音響用パーツがふんだんに散りばめられております。 コンデンサーの王様である、銅箔のスチロールコンデンサー、音と精度は抜群だが たいへん高価なタンタル抵抗 当時は群を抜いて高評価であった 日立製 大型な電解ケミコンなど、枚挙にいとまがないほどでございます。 更には、信号経路の配線には導体(銅線)の結晶粒界が理論上ゼロという信号伝達を妨げる要素のない PC-OCC導体を用いるなど、現在では絶版となってしまった優れたパーツが随所に使われており 各社が切磋琢磨しあっていた、良き時代を彷彿させる非常に充実した内容でございます。 現代の機種とは異なる音色に魅せられてしまうといったら、懐古趣味とお叱りを受けてしまうかもしれませんが 十分に高音質であることは、間違いないところではないかと感じる次第でございます。 この機種の音は、出力段に真空管を採用したこと、そして オーディオ業界が元気で健全だった頃の製品で とても艷やかで瑞々しく、潤いに満ちた 実に美しい音色を奏でるとの印象でございます。 後継機種とは異なる、ポッと火を灯したような温度感の高い、そして活きた音のように感じております。 現在では、絶滅してしまった電子パーツや配線材が奢られているからでしょうか。 近年のモデルとはまた違った、個人的には とても好ましいテイストを感じました。 キーパーツである真空管は、製造ロットによって採用された真空管のメーカーがバラバラでしたが この頃のモデルは主に米国製=GE社(ゼネラル・エレクトリック)の球が多く採用されており この後の SRM-006tあたりになると、旧ユーゴスラビア製=Ei社の真空管が目につくようになって参りました。 当出品物は、高名な 米国製 GE (General Electronics)社の球 が刺さっております。 ヴィンテージ管といったら大袈裟かと思いますが、その後のスタックスが好んで採用する 真空管であるロシア製のElectro-Harmonix とは印象がかなり異なり 熱くて重厚、太めでふくよかな音を奏でて 力強さも感じる 旧き良き 米国球的な趣があると思います。 その後のモデルと異なる 特徴として もう一点、真空管のヒーターへの点火方式が 交流点火であることが 管球アンプ特有の奥行きのある 味わい深い音を奏でる、もう一つの重要な要因ではないかと感じる次第でございます。
当機種は真空管が採用され、尚且つA級動作させているため、上面の通風孔が大きめに造られています。 そのため、ホコリなどが内部に溜まりやすいのですし、酷いものになれば ホコリまみれで 電子パーツが見えなくなるほど こんもりと積もっている場合も多々ございますが 当出品物のホコリの蓄積具合は ほとんど見受けられず、基盤部はピカピカで たいへん驚きました。 ついでに基盤部を撮影いたしましたので、参考になさってください。
使用に伴うスレやキズはございますが、大きなダメージは見当たりませんでした。 見落としがあるかもしれませんが、画像を最大限 掲載致しましたので、ご参照ください。 外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので 見た目を重視される方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。 中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い申し上げます。 実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが
原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。
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当方への評価を頂きました方に、折り返し 送信しております。 評価不要の方は、当方への評価も不要でございます。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。