【絵画の世界】 沈む夕日に向かって西へ西へと車が走る。 少年トムと父親のクラドックが乗ったトラックの荷台にはキャンプ道具が積んである。 途中から鉄道が合流したので、車は線路沿いに街へと入った。 夕暮れ時、あちこちの家の煙突から白い煙が立ち上っている。 「この辺の住宅はまだ薪を焚いているのかも知れないね」 「お父さん、ここは一体どこなの」 「ああ、鉄道の街ディドコットさ」 その時、近くから汽笛が聞こえた。 ぴぴぴーーーー やがて石炭を運ぶトロッコをけん引する小さな機関車と、とても大きな蒸気機関車が並んで走ってきた。 「蒸気機関車が並んで走るなんて、ぼく初めて見た」 「ほら一緒に中央駅へ入構する ところさ 」 このときディドコット の 街 全体 が真っ赤に染まったように見えた。 【作品について】 KF張キャンバス(厚さ18mm程度)に描いたアクリル画(原画)です。 A4用紙よりは少し大きく手軽にご自宅やお店に飾ることができます。 本作品は挿絵作家ドリームカラーの原画一点もの。 ご購入いただいた場合には、キャンパスの後ろに作家ドリームカラーが自筆で日付とサインを書きます。 【ホームページ】 気仙沼市舘山にある 【かねふと美術】です。 ドリームカラーのオリジナル美術作品を紹介する新しいサイトもオープン。下記の URL (アドレス)より お入りください 。 https://hikari5528.wixsite.com/dreamcolor