タイのカンチャナブリ―と申しますと、「戦場にかける橋」で有名な場所でございます。タイのかなり西側にあり、ミャンマーとの国境から、そんなに遠くはありません。ここは、異様に「アリ」が多い町ですので、気持ち悪いから、2~3度しか、行ったことがありません。SLが今でも走っており、この有名な橋の上を、ゆっくり、ゆっくり走ります。 実は、この街の周辺の小さな町(名前は失念。ボ―ポーだったかなあ?)は、ブルーサファイアの産地でして、一度だけ行ってみた事があります。8ctぐらいの綺麗なブルーサファイアが、その町のバス停の前の店で売られておりまして、「30年近く前ですので、30万円でどうか?」と言われ、買おうかどうか迷ったのですが、当時は、見る目(宝石に関する知識)があまりなかったこともあり、情けなくも決断できず、買いませんでした。今となっては、後悔しております。買おうかどうか迷っている間、その宝石をいじくりまわしていたら、その店のおかみさんから、「商品だから、あまりいじくりまわすな」と注意されたと記憶しております。まあ、確かに、売り手にしたら、不快でしょうねえ(笑)。ただ、これは、インド人がよくやるんです。親指と人差し指で、まるで小さな小さなお団子でも作るかのように、宝石をこねくり回すのです。アリと同じくらい気持ち悪いです(笑)。 さて、今回、皆様にご紹介する商品は、おそらく、カンチャナブリ―産のブルーサファイアではないかと思われるブルーサファイアです。中古品から外したルースなので、産地は定かではありませんが、この色彩のブルーは、カンチャナブリ―産だと思います。中古品ではありますが、カットも欠けとかは無く綺麗です。欲を言えば、原石の関係でそうならざるを得なかったのかもしれませんが、やや高さが低いため、キラキラは控えめです。まあまあ綺麗かなあと思われるブルーサファイアですので、お値段との兼ね合いで、お買い得です。