能勢政雄(号:白朗)
1911年(明治44年)
富山県高岡市に生まれる。
1952年「鋳銅花瓶蜻蛉文」で第8回日展に入選。以降、日展、新日展を中心に作品を発表。1964年第3回現代工芸展入選。
1981年(昭和56年)没。
【 焼型鋳造法 】
複雑な形状の仏像や銅像、香炉などの製法に用いられる鋳造法です。
鋳物の材料には比較的に銅分の多い地金を使用します。
鋳型は粘土と水と紙の繊維で調合した土でつくり、全体を高温で型焼きをして空冷したあと、熔かした合金を流し込みます。
高岡大仏もこの方法で鋳造されています。
【 国指定伝統工芸品
焼型鋳造品について 】
本品は焼型鋳造法によってすべて手作業にて出来上がった製品(高級工芸品)であります。
焼型鋳造法とは原型から砂土の鋳型を作り長時間焼いて水分をとりさり今度は型を空却し約400度程度になった時、その熱い型の中に銅を流し込む方法であります。
型取りが複雑で緻密な鋳物即ち大型銅像から小さいものに至るまで鋳造する方法で材料も仕上げ象嵌、着色と手仕事である関係上、銅分の最も多い地金を使いますので表面の組織が密で軟らかく光沢も増す品ができます。
上野公園の西郷像等、日本各地名所に設置されているブロンズ像等がよき例であります。
更に焼型は、完成迄すべて手仕事で熟練した技術を要し昭和50年に国指定伝統工芸品に指定されたのも以上の要因からであります。
末長く家宝として御愛顧御愛蔵頂けますならば幸甚に存じます。
【ご購入に際しまして】
富山県高岡市に店舗を構える創業95年の高岡銅器専門店より長年の経験を元に丁寧に梱包、発送作業を行いますのでご安心してお買い求めください。
近隣にお住まいの方で実物をご覧になりたい場合はご案内可能でございます。ご連絡くださいませ。
他にも多数の高岡銅器 美術工芸品を取り扱っております。
店舗にて保管しております商品でございます為、タイミングによっては売れてしまっている可能性がございます。
ご購入前に一度コメントにてご連絡いただけますと幸いです。
発送までは数日お時間を頂戴する場合がございます。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
【製品に関しまして】
製品 :高岡銅器 花瓶
付属品 :桐箱
サイズ :桐箱高さ 28cm 横15cm×18cm