自家消費目的で購入しておりました赤ワインを出品いたします。
こちらはドメーヌ ベルトー・ジェルベを代表するキュヴェ、フィサン村名・レ クロ・レ クラの3本セットになります。VTはブルゴーニュのグレードヴィンテージと評される2020年で、フォルスター製の国産セラー(13℃設定)で保管しています。
ベルトー・ジェルベは、父母から銘醸畑を引き継いだ若き当主アメリー・ベルトー女史が運営する注目のドメーヌです。 コート・ド・ニュイ北方のフィサンを本拠地としており、このアペラシオンを代表する造り手です。海外の評価誌でも高得点を連発、日本でもワイナート誌78号(2015年4月発行)の中でブルゴーニュの新世代を担うライジングスターとして紹介される他、リアルワインガイド誌でも絶賛されています。
ベルトー家は18世紀後半にフィサンの畑を購入して以来、7世代にわたって代々子どもへと畑を受け継いでいる家族経営のワイナリーです。 1930年にはメタヤージュによってジュヴレ・シャンベルタン村の畑を取得し、フィサンとジュヴレ・シャンベルタンを中心にドメーヌの規模を拡大していきました。現在の当主アメリー・ベルトー女史は、フィサンのドメーヌ・ベルトー前当主の父ドゥニ・ベルトー氏とヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・フランソワ・ジェルベ出身の母マリー・アンドレ・ジェルベとの間に生まれた才媛で、ボルドー大学で工学・葡萄栽培・醸造学を学び、米国とニュージーランドでの研修を終えて2012年にドメーヌに戻り、2013年に父の後を継いで7代目当主に就任しました。
2017年からはアメリー氏の夫ニコラ・フォール氏が栽培長となりましたが、彼もまたドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティでの栽培に関わった後にプリューレ・ロックに引き抜かれたキャリアを持つ新世代スターの一人です。こちらのドメーヌは当方も毎ヴィンテージ飲んでいますが、確かに近年になって以前からの圧倒的な透明感に加えて更に旨味や複雑性が増し、飛躍的進化を遂げたと感じます。
また、白眉のクオリティにも関わらず、昨今のブルゴーニュワイン高騰の中でもフィサンというマイナーなアペラシオンのためリーズナブルな価格が魅力に拍車をかける逸品となっています。
この機会に是非ご賞味くださいませ。
参考定価(最新2022VT)
村名 9,350円
レ クロ・レ クラ 各11,000円