○リアルオールドウィローは1868年創業のイギリスの陶器メーカーBooths社により1906年に考案され、同社最大のベストセラーとなったそうです。
1981年にロイヤルドルトンがBooths社を吸収しパターンを引き継ぎ、1981~1999年までの間製造されました。バックスタンプにロイヤルドルトンとブース社の表記がございます。
○ブルー&ホワイトのカップは清潔感があり、どんな色の飲み物ともマッチするので、いつの時代も人気です。
中でもウィローパターンは、イギリス人なら誰でも懐かしさを覚える、というほど馴染み深い食器なのだそうです。
○ウィローパターンは身分違いの切ない恋物語を表現しており、窯によって違いはありますが以下が基本要素です。
柳の木
楼閣
建物を取り囲む塀
太鼓橋の上、逃げる恋人2人と
追いかける父親
小舟
小島(岬)に建物
向かい合う2羽の鳥
これらの絵柄には全てストーリー上無くてはならない意味があり、カップ&ソーサーが悲恋を物語る絵画のようになっています。
○ウィローパターンは1780年代にミントンの創業者トーマス・ミントンによって描かれたといわれています。その後スポード社、ウェッジウッド社でも作られイギリス全土に広まっていったとの事です。
しかし描かれた物語については、起源がいつで誰によって考案されたか、物語が先か後付けなのか、様々な説があるそうで、それも魅力の1つになっているようです。
○画像7枚目、縁の下方小さい白い部分はカケではなく、製造時からの絵柄の途切れです。
金彩は途切れなく綺麗だとは思いますが、古いお品ですのでスレはございます。画像でお確かめ下さいませ。
カップ 口径 約8.8cm
高さ 約6.6cm
ソーサー 約14.8cm
絵画やお芝居を鑑賞するように、ストーリーを追いながらカップ&ソーサーをご覧になり、ティータイムを楽しまれてはいかがですか♪
ご検討よろしくお願い致します。