カップ5客とソーサー8枚のセットです。
貫入が見られます。
ソーサーは1枚欠けがありますが、ソーサーが多めなので支障は無いかと思われます。
ポット、シュガーポット、クリーマー、デミタスカップも出品しています。
何かあればご質問ください。
以下ホームページより。
『山水』に描かれた絵柄は“ウィローパターン”と呼ばれるデザイン。
この絵柄は、1780年代にイギリスで人気が高まりました。発売当時は世界中で発売されたデザインで、今なお世界中に多くのコレクターがいます。
日本へは、江戸時代後期に持ち込まれたとされています。明治期に入ると、日本の様々な窯元で生産され始めます。
なお、現在もこの絵柄を国内で製造し続けているのはニッコーのみとなっています。
『山水』のカップやポットで注目していただきたいポイントは、ハンドルや、飲み口に施された金彩のライン。
これらは全て熟練した職人によるフリーハンドで施されています。
カーブのある箇所に、真っ直ぐ同じ太さでラインを描くことは、職人だからこそできる技。
器の形を作るところから、絵柄の元となる銅版画の彫刻など、製造に関わるすべての工程で、多くの職人の手が加わっています。
細部に至るまで際立った存在感を放つ『山水』は、そのような熟練した職人によってひとつひとつ、大切に造られています。
ニッコーと硬質陶器
1908年(明治41年)、日本人の暮らしにそれまでなかった「“国産”の硬質陶器の製造」を目的として創業した、ニッコーの前身、日本硬質陶器株式会社。
『山水』は創業当初から作られ続けている、その「硬質陶器」でできています。
硬質陶器の特徴である温かみのある質感は、切なくも一途な『山水』の物語を優しく表現しています。
ニッコーは、硬質陶器の開発で培った技術を様々な素材に活かし、今では世界で一番白く美しいと言われているボーンチャイナを生産しています。
右端の画像は、高級な贈答品としても人気を博していた『山水』を含む1950年代の硬質陶器のカタログ。カタログには、女優・香川京子さんを起用していました。
「日本の食卓に、丈夫で美しい洋食器を。」創業当初の思いは、今なお引き継がれています。