ヤシカは、1949年から1983年まで長野県に存在したカメラメーカーです。1972年以降の本社は長野県岡谷市長地小萩(現:京セラ長野岡谷工場)にありました。ヤシカエレクトロ35で培った電子制御技術の実績と、子会社富岡光学のレンズ製造技術が評価され、
1974年9月にカール・ツァイスと提携。カール・ツアイスのコンタックスRTSの製造を任されていた。その後、京セラに吸収合併(1983年10月)され、カール・ツアイスのカメラ事業撤退を受け、CONTAXブランドを京セラ(ヤシカ)が引き継ぎ、京セラのカメラ事業撤退(2005年)とともに終了した。
ヤシカオートフォーカスモーター(1981年発売)
先代のヤシカオートフォーカスに電動巻き上げ機能を付加し、しかも先代よりも軽量化に成功したコンパクトカメラです。レンジファインダーは、オートフォーカスと連動しない機構の為、肉眼ではフォーカスを確認できません。これは、フォーカススピードを優先しているためです。
《動作確認等の状況》
シャッター動作、オートフォーカス機能、ストロボ機能、及びモーターによる巻き上げ機能は正常動作を確認しております。
レンズやファインダー内のクモリ、カビ等の発生はありません。
外観は、全般に美品ですが、底面にカメラケースによる腐食が見られます。(写真4 )
付属品は、レンズフィルター(YASICA製)、レンズキャップのみです。
カメラケースについては、劣化が激しいため出品しておりません。
操作マニュアルは、紛失しているため、下記URLを参考にしてください。
https://papiocamera.hatenablog.com/entry/howtoyashicafullautomatic
発売:1981年10月
当時価格:43,000円
レンズ:YASHICA LENS 38mmF2.8(3群4枚)
シャッター:プログラムシャッター(1/8~1/500秒)
受光素子:SPD
ピント合わせ:オートフォーカス(ビジトロニック方式)
フラッシュ:あり(手動・ポップアップ・ガイドナンバー12)
電源:単3型乾電池×2
サイズ:131×74×52mm
重量:約380g