(本作上巻とはぼ同様のご案内となります)
葛飾北斎が挿絵を描いた絵本(全3作・上中下巻)の中巻で、保存のよい草紙から原画に忠実に複製したものです。越前和紙に刷っておりますので、当時の原画の色合いを十分に楽しんでいただけるでしょう。
作品は隅田川河口の高輪から上流の吉原までの隅田川両岸の景観を四季の変化とともに展開させ、それぞれの絵が絵巻物のように連続した画面となっています。
画面構成の巧みさと描写力、さらに絵図の多さから、北斎芸術のなかでも優れた挿絵作品として高い評価を得ている名作。ほかにも隅田川を描いた北斎作品はありますが、完成度の高さから最上位に推されています。
※掲載写真は左開きの順になりますので、2ページずつの見開き部分をご覧になりやすくするために巻末から表紙に向かって逆に掲載しております。すなわち第1ページは単独1ページもので、以下2・3、4・5、6・7、8・9、10・11、12・13、14・15の各絵図が見開きとなります。写真16は表紙です。
※上巻(高輪〜両国 中巻(両国〜大川橋) 下巻(浅草寺〜新吉原)
※送料は当方(出品者)持ちです。