研究展示資料向きです。通常の鑑賞向きではありません。歴史好きの方や戦国時代の合戦の資料として欲しい方に、お薦めします。古研ぎの状態で差し表側に敵の攻撃を防いだと思われる傷(えぐれ)が4箇所あります。また棟には、38箇所以上の誉れ傷があります。またその他にも戦いで出来たと思われる細かい傷があります。傷を消すために研がれていて、棟はカメラの拡大機能やルーぺを使うと良くわかります。細身で刀身重量から推測すると、3割くらい研ぎ減りがあるかもしれません。極くわずかな曲がりが、あります。切っ先は刺突用に改変され非常に鋭く、物打ち部分はコピー用紙も良く切れます。白鞘全長100cm刀身重量479g刀身長さ(刃渡り)69.4cm反り0.9cm目釘穴3個元幅27mm元重5.5mm元鎬厚6mm(切っ先から10cmくらいの所で計測)先幅17mm先重4mm先鎬厚4.5mm 私見ですが、長巻直しか大太刀の磨り上げかもしれません。(茎尻まで、焼き入れが入っているようです)熊本県登録ですので強力な長巻隊を組織した加藤清正や菊池氏、細川氏いずれかの家臣の所で代々家宝のように大切にされてきた刀かもしれません。また秀吉の九州平定以前は、大友氏、龍造寺氏、島津氏の間の戦いが長期に渡り、この刀も激戦に継ぐ激戦を戦い抜き、大切に扱かわれて現在まで残ったのかも知れません。とにかく激しい戦いの痕跡が良く残っていて、大変貴重だと思います。
白鞘の柄は、別の物からの流用です。白鞘用刀袋付きです。所有者変更届の書類一式を、同梱します。手続きは簡単で、変更届1枚と刀の登録証のコピー1枚を郵送するだけです。手続き完了通知を希望する場合、その旨を書いて切手を貼った返信用封筒を同封して下さい。手続きは、無料です。