◆真鍮製 レプリカ◆ 1600年、関ヶ原の戦いに勝利した家康公が指示した最初の小判…慶長小判を始め、幕末最後のメモリアル小判…万延小判に至る【1600年~1868年】の凡そ、268年間の時代の変遷を考察する上で大変重要な小判です。
★万延小判とは、万延元年4月9日(1860年5月29日)から鋳造が始まり翌日より通用開始された一両としての額面を持つ小判で、江戸幕府最後の小判となるメモリアル小判です。 非常に小さい小判で別名『雛小判・新小判』とも呼ばれております。
表面には鏨(たがね)による茣蓙目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠、中央上部に「壹」下部に「光次(花押)」の極印。裏面は中央に花押、下部の左端に小判師の験極印、吹所の験極印が打たれ、年代印は慶長小判同様に有りません。 非常に小さく小型で、他の小判との判別は容易です。
◆参考資料◆ 文禄2年(1593年)橋本庄三郎は徳川家康と接見し、文禄4年(1595年)には彫金師の後藤徳乗の名代として江戸に下向した。 出身は美濃国加納城主長井藤左衛門利氏の末裔ともされるが、疑問視されており庄三郎の本姓は山崎との説もある。
庄三郎が京都の後藤家の職人として従事しているうちに徳乗に才覚を認められ、代理人に抜擢され庄三郎は徳乗と家康に後藤庄三郎光次の名、五三桐紋の使用を許された。 京都の後藤家は室町幕府以来の御用金匠であり、茶屋四郎次郎家、角倉了以家と共に京都の三長者と呼ばれた。
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