西の栖鳳、東の大観と称された竹内栖鳳、京都画壇を大切に育て、若い才能をじっと守り、写生の重要性を説きながら、自らはその極地の省筆に及び、文化勲章やフランスのレジオンドヌール賞など、海外からも高い評価を受けた芸術家。この栖鳳画譜は、1900年(明治33年)に国から派遣されてパリ万博の視察に行くが、官費以外にかかる費用を工面するために、芸艸堂と組んで明治32年に1巻を発行し、3巻までは渡航前の明治33年までに発行され、タイトルは棲鳳画譜となっており、帰国後の4巻以降が栖鳳画譜となっています。ここで掲出した8巻は、1巻大正9年1月1日2巻同日3巻明治45年7月1日4巻明治35年4月10日5巻明治40年7月1日6巻明治43年5月1日7巻明治45年3月1日8巻大正元年12月1日となっています。初版の明治32年版は希少品で高価なため、在庫していますが今回は販売対象としていません。現在全巻揃いはほぼ見つからないため、貴重なものとなっている。送料無料で送ります。明治大正の版画本ですので、NC.NR.でお願いいたします。