【試奏動画公開中!】
https://youtu.be/ODG6FUV33i4
August Gemunder & Sons 「"Gemunder Art" Violin」
アメリカ・ニューヨーク 1918年製
4/4サイズ ヴァイオリン
ボディ長:353mm
Gemunder一族は歴史の深いバイオリン製作一家です。
August Gemunder社は1866年アメリカ・ニューヨークに設立されました。
後に息子たちも参入し、1890年にはAugust Gemunder & Sonsに改めました。
自社製造の楽器やドイツ・フランス等から仕入れた楽器を作り直してニスを塗りセットアップして販売していたようです。
各色の色鮮やかなニスが使用されており、広告等上手く利用して人気を集め商業的に成功したようです。
1946年には完全に閉業しました。
この角の丸まった特殊な形状のバイオリンは、ロシアのバイオリン製作家Rigart Rubusによって1850年頃に考案されたようです。
ドイツでコピーモデルが製造されていたようで、当楽器もドイツで作られたものをGemunder社が仕入れて販売したものだと思われます。
このモデルは形状的に壊れやすいのか、演奏に使える状態の良いものはあまり残っていないようです。修復が難しいということもあるようです。
当楽器はペグボックスの修理跡やf字孔周りのクラック修理等ありますが、修復済みですし元々の状態もかなり良い部類かと思います。
音量は標準的で、キンキンせず楽器の形のように角の丸まったまろやかな音色が特徴的です。
※一般的な肩当ては使用できません。
珍しい形の特別なバイオリンをこの機会にいかがでしょうか。
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一通り調整済み(駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整)になります。
フィッティングパーツ(ペグ・テールピース・あご当て)はエボニー材のものに交換・調整しました。
新品のナイロン弦に張り替えてあります。
調整・メンテナンス済みですので、チューニングしていただければすぐにお使いいただけます。