古刀期善定派の見事な作 兼吉 刃紋見事な兼吉による力作 刀長 二尺一寸九分五厘 66.5cm 旧家蔵出し初公開品 刀 日本刀 刀剣

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この度兼吉の刀をご紹介いたします。こちらは旧家蔵出し初公開品です。古い蔵から出てきた初めて世に出る一振りとなります。銘は兼吉で古刀期善定派による作でしょう。大変出来よく迫力のある作品です。長さは二尺一寸九分五厘とバランスの取れた刀です。 ・兼吉について 兼吉は室町時代初期の美濃国(現在の岐阜県)を代表する刀工で、善定派の祖とされています。彼の出自については、大和国(現在の奈良県)の手掻派に属する包吉の子、または直江兼友の孫とする説があります。法名は善定または善良であり、これが善定派の名称の由来となっています。 初代兼吉の作刀は、南北朝時代末期の康応元年(1389年)から室町時代初期の応永年間(1394年~1428年)にかけて確認されています。彼の作品は、大和伝の影響を強く受けており、細直刃を基調とした上品な作風が特徴です。地鉄は板目に柾目が交じり、白け映りが立つものが多いとされています。 善定派は、兼吉を祖として室町時代中期までに三代程度の継承があったと考えられています。その後、善定派の鍛冶は美濃刀工の主流となり、末関物(すえぜきもの)と称される刀工群の繁栄に繋がっていきました。 兼吉の作品は、現在も美術館や博物館に所蔵されており、その技術と美しさが高く評価されています。例えば、岐阜県博物館には「刀 銘 兼吉」と刻まれた作品が収蔵されており、地鉄や刃文の特徴から二代目の作とされています。 また、明治時代にも「関住人兼吉」と銘された短刀が制作されており、これは宮中の歌会始に関連する記念品として作られたと考えられています。 このように、兼吉は美濃刀工の中でも重要な位置を占める刀工であり、その作品は現在も高い評価を受けている将来的に見ても希少性の高い逸品です。 かなり切れます。真剣ですので取り扱いには十分ご注意を下さい。直刃が美しく、刃紋も綺麗に出ており時代を感じられる大変素晴らしい逸品となっております。 年代物です。画像では伝わりきらない傷などがございます。こちらをご了承頂ける方のみお買い求め下さい。 銘:表【兼吉】 付属品:登録書  種別: 刀 サイズ:刃長 66.5cm 反り:1.2cm 目くぎ穴 2個 刃紋:直刃 元幅:3cm 程 元重:0.65cm 程 先幅:2.4cm 程 先重:0.45cm 程 刀身重量:630g 程 鞘全長:93cm 程
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