安積 シングルモルト 山桜 アートセッション for Three Rivers
安積蒸溜所の歴史は1946年にウイスキー免許を取得した山桜酒造から始まります。1980 年代には親会社である笹の川酒造が販売していた「チェリーウイスキー」も人気を博しました。しかし、その後にウイスキー業界に不遇の時代が訪れ、安積蒸溜所のウイスキーも深い眠りにつきました。2014年、ウイスキーブームの再来により「山桜」として再リリースを飾りました。そんな同蒸留所の数多くある樽の中から、ファーストフィルアメリカンバーボン樽2樽を選び出しました。熟成年数は、2019年ノンピート原酒と少量の2018年ピーデッド原酒なので5年オーバーとなります。テイストは上品な和の甘さにフルーティーなエッセンスも加わり、奥からジワジワとでてくる優しくて甘いスモークがフィニッシュまで心地よくつづきます。安積蒸留所の持つフルーティーで華やかな甘さが、同じバーボンカスクのスモーキー原酒を少しプラスすることにより、より際立ち立体的に、また加水の度数もこだわり57%へ、この蒸留所の持つポテンシャルが最大限に発揮されたリリースとなりました。ブレンドの可能性を実感できた素晴らしいプライベートボトルをお楽しみください。
テイスティングノート 香りは上品な甘み、栗饅頭、シナモン、奥に僅かなスモーク、味は甘いシナモン&バニラ、栗の和菓子、奥から甘く上品なスモーク、フィニッシュはビター&スモークがソフトに長く続く。