随分と以前、バリ島が観光地化していない時分、インドネシアに行くと言うと日本では心配する人もいた頃、音楽やバリ美術に惹かれてウブドにある工芸家が多く集まっている地域を訪れました。
ウブドは地元の民家に混って小さな工房が点在し昔ながらの手作業の製品を作っていて、一日中見て回るのに飽きず費やしました。
このバスケットは細い細い竹を編み込み複雑な模様を上下、周囲と揃えて更に蓋の部分は角にツノを出すようにデザインされていて実に熟練の技でできる製品だと知りました。
製作者のお爺さんも、私が感心すると誇らしげにいろいろ手ぶりで説明してくれました。きっともう存在しない光景だと思います。慎重に持ち帰りとても大事にしてきました
技の凄さをご理解いただけるよう、全体像以外に部分、内側、底も写真に撮りましたが、大事にケースに入れて保管していたせいもあって驚くほど綺麗で、状態は購入時と全く変わっていませんでした。ハンドルも竹の編み込みです
バスケットがお好きな方、竹工芸品がお好きな方、手工芸品がお好きな方にお譲りできればと思います。希少価値と美しさでお値段をつけました。
サイズ 高さ 脚も入れて蓋の上まで26 脚2 本体19 蓋8cm
周囲50cm.
手持ちのメジャーで測ったもので、ミリ単位の誤差があるかもしれません