新品未開封
倉俣史朗氏の名作、「ミス・ブランチ」をモチーフにしたアクリルスマホスタンドです。
大阪中之島美術館で開催中のTRIO展で購入しました。
未使用未開封ですが、パッケージに多少のスレ等あります。ご了承ください。
画像1は参考画像
画像2.3が実物画像です
画像4はミス・ブランチ(実物)の参考画像
「ミス・ブランチ」
倉俣史朗さんデザインの、重力から解き放たれ夢のように静かな浮遊感と透明感が漂うミスブランチ・チェアは、オークションで約5千万円の過去最高の価格で売れた家具。
倉俣さんは、椅子が座るための道具だという考えから、いち早く脱却し、素材、造形、構造について、既成概念にとらわれず、新しいものへの挑戦に意欲的な、オリジナリティあふれる作品を生み出した。
座れない椅子があっても良いだろう。美しければ!
ミス・ブランチの名は、テネシー・ウィリアムズの戯曲「欲望という名の電車」の主人公、ブランチ・デュボワから。
「ミス・ブランチ」は、アクリル樹脂で出来ている。薔薇の造花は、浮かんで見えるように、ピンセットで丁寧に形を整え、一粒の泡もできないように少しずつアクリルを流し込んで作られた。素材そのものは高価なモノはない。
倉俣さんのデザインキーワードは、重力・光・透明・記憶・夢等。デザインを機能性や作りやすさ、サスティナビリティー、ユニバーサルデザインの視点で語られる昨今、まっこうから「美しさ」で挑む潔さ。
座れない椅子に意味があるのか?な過去にどバッシングを受けたこともある倉俣作品だが、いまではこぞって世界中のデザインミュージアムのコレクションとなっている。デザインには、思想や精神性も含まれるべきだと言う考え方。
素材を詩的に扱った「ミス・ブランチ」は、製作の手間とコストがかかるため、56脚だけ作られた。(後に18脚追加作製。)
倉俣さんは、作品誕生から3年後の53歳のとき、急性心不全で突然この世を去られました。