この柱時計は、栄計舎が1955年に製造、約70年前のクラシックモダンな雰囲気を醸し出している一台です。
今回はOH・給油と埃を除去するだけに留め、「すっぴん」の状態で出品します。
また、前オーナーさんが針のスリット部分にオレンジ塗料を差しておりますが、かなりの経年でベージュ色になっています。もちろん剥がすことは容易ですが、これも履歴書として敢えて残します。
星のモチーフにAKのマークがトレードマークです。
前面ガラスは一枚物で左右にシンプルな花の切り子が施されています。
インテリアのアクセントとしても最適な時計です。
チンチャン打ちとは、写真15と16の様にダブルハンマーが時差式に交互に鳴らします。「キン・コーン」でワンセットです。毎正時にその数のセット数を鳴らします。
例)3時なら3セットですね。
半では鳴りません。
最近めっきり、チンチャンの出品も無く滅多にお目に掛かりにくい貴重なメカニズムとなって来ました。
ムーブメントは数打ち式で、ギアに刻まれた溝の数でボンボンをカウントします。ムーブメント・ゼンマイ・振り子すべてオリジナルです。
尚、文字盤の夜光塗料に付いては写真11の様にテストしましたが、その効果は経年で失われている様です。
それでは作動させながらお待ちします。
大切にして頂ける方にお譲りするまで。
ご覧いただきありがとうございます。