有田焼は、一般的に「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島藩窯」の三様式に分けられます。
◆古伊万里様式◆
濃い染付と金襴手と呼ばれる赤や金の絵の具を贅沢に使った様式です。
柿右衛門様式でも鍋島藩窯様式にも該当しないもの
古九谷様式と呼ぶ場合もあります。
◆柿右衛門様式◆
濁手とよばれる透明感と暖かみのある乳白色のバックに余白を十分に残し、極めて繊細な黒い線と色鮮やかな赤・緑・黄・青で大和絵的な花鳥風月を左右非対称的で描写的に描いた様式です。
また図柄も「岩梅に鳥」「もみじに鹿」「竹に虎」「粟に鶉」などの典型的なパターンを持ちます。
◆鍋島藩窯様式◆
青みがかった地肌やくし高台、裏文様に特徴を持つ様式です。
技法染付と赤・青・緑の三色を基調とした「色鍋島」、藍色で精緻に描かれた「藍鍋島」、自然の青翠色の「鍋島青磁」があります。
華山萬右衛門窯 華山窯 寛政8年(1796年)、鍋島藩の御用窯として開窯 北野天満宮、金比羅宮などへ制作・奉納しています。
古伊万里様式による濃いめ呉須を使用した染付山水の美しい大皿です。
商品には 傷、ヒビ、割れ、などありません。