1995年に発売されたCASIO QV-10は、ディジタルカメラというものを一般市場に定着させた、まさにエポックメイキングな製品(6万5千円)であった。デジタルカメラとしては、ソニーのマビカ(1981年)やCanonのデジタルスチルカメラ(1988年)(Q-PIC RC-250)やAppleのQuickTake100(1994年)などが存在していたが、一般市場には高価(10万円前後)な製品でした。CASIO QV-10は、その撮像素子は25万画素で、ピント調整はできず(固定焦点)、フラッシュも内蔵されていない。写真を撮る道具としてはやや物足りないものであったが、撮影した画像を内蔵した液晶モニタですぐに見られることや、パソコンに取りこんで利用するなど、あたらしい価値観を定着させた功績は大きい。
CASIO QV-10Aは、1996年に発売されたもので、CASIO QV-10のマイナーチェンジモデルとなりますが、価格が4万8千円と安くなりました。機能はとくにかわらず、外見的にはボディーカラーがシャンパンゴールドに変更された程度である。内部の画像処理ソフトウェアが改善されたというが、撮像素子が25万画素で固定焦点である以上、劇的に画質が向上したという印象にはなりません。
出品の品は、一部に塗装の剥がれ等あるが、完動品です。しかし、電池ケースの扉の爪が折れているため、ロック出来ない不具合があります。
付属品 カメラ本体
クロス
ストラップ(本体に接続済み)
ソフトケース(縁取りのラバーが加水分解劣化)
単三電池(なし)
専用ビデオコード
取扱説明書、保証書
別売 デジタル転送ケーブル(Mac用ソフト)LK-2A