※制作上の裁断箇所により、織柄の出方や位置がお写真とは若干異なる事がございます。
※織物は経糸と緯糸が組み合わさり重なり合う事で柄を織り出す立体構造物です(刺繍作品ではございません)。光量・光の種類・柄を眺める角度等の条件により、柄や色の見え方に変化が生じます。
【特徴】
一三〇〇年以上の長い歴史を持つ桐生織物を使用した見開きタイプの蛇腹御朱印帳です。織が魅せる立体感や色彩の美しさ、また素晴らしい芸術の世界をお楽しみ頂けましたら幸いです。
【ハンドメイドのこだわり】
作品は全て受注制作です。作り置きは致しません。それは御朱印帳を作り出す資材の繊細さに理由があります。扱う全ての資材がとても繊細な素材であり、気候・温度・湿度等、環境条件により細かな作業が異なります。皆様の元へ届く御朱印帳は「鮮度」も重視したい、それは「美しさ」の一条件であるからです。
【作品詳細】
表紙
素材は「桐生金襴織物」です。比較的丈夫で色褪せしにくい為、美しい絵柄を末永くお楽しみ頂けます。織物(繊維)は摩擦や引っかけに繊細な素材です。御朱印帳袋等を使用して御朱印帳を保護する事で、本作品をより美しい状態で保つ事が可能です。
本文
12山
片面24p
両面48p
※表紙の面を除く
滲み難く乾きやすい、書きやすく墨の滑りが良い2枚貼り合わせの蛇腹奉書紙です。
※和紙の特有の夾雑物
製造過程で発生するパルプ繊維や木くず、黒点(夾雑物)は、和紙製品の特性の一部です。夾雑物は無理に取り除くと、穴、傷、破れ、凹凸等の原因となりますのでご注意下さい。これらの特性を和紙の特徴としてご理解下さい。
サイズmm
約263x183x18
【織柄】
精緻な技術により、輝く金銀で織り上げられた鳳凰と桜のデザインが印象的です。
表面は鳳凰が力強く上方向へと舞い上がる姿と捉え、裏面ではその羽と桜が優雅に舞い散り、生命の躍動と再生を表現致しました。裏表を対比させる事により、華と静とで全体に奥行きを与えます。
鮮やかな金は光量によりその風合いを絶妙に変化させ、銀の落ち着いた輝きとのバランスを見せることで、華やかさと品格を両立させます。
鳳凰は古来より再生と平和繁栄の象徴とされ、その優雅な姿が織物全体に高貴な雰囲気を漂わせます。周囲に咲き誇る桜は、生命力と自然の調和を象徴し、安らぎと幸運をイメージさせます。