非常に透明度が高い上質なクンツァイトの標本です。クンツァイトはスポジュメン/リシア輝石の一種であり、本品のような桃色のものはクンツァイト、緑色のものはヒデナイト、黄色のものはトリフェーンと呼ばれます。リシア輝石はリチウムを含むため、工業的にも重要ですが宝石としてもよく知られています。クンツァイトの名前も宝飾で有名なティファニー社の著名宝石学者であるジョージ・フリードリヒ・クンツ博士を由来とします。クンツァイトはタンザナイトのように多色性を有し、見る方向によって色が変わる不思議な石です。本標本も強くピンク色に見える方向と、無色に見える方向があり(写真参照)、是非手に取って楽しんでいただきたいと思います。市場でもクンツァイトやスポジュメンを称する品が散見されますがここまで色が乗った無加工の良品は希少です。(特にヒデナイトについては熱によるエンハンスメントがされているケースが多く無加工品をご所望のコレクター様は注意が必要です。)
サイズ: 28x18x7mm
産地: Mawi pegmatite, Nilaw- Kolum pegmatite field, Nooristan, Afghanistan
※ディスプレイベース等は付属しません。
※サイズは素人の測定ですので誤差がある可能性がございます。
※自然由来ですので割れや欠けがございます。これらの点にご理解の上、ご購入を検討くださいますようよろしくお願いいたします。