【作品について】
本作品は織物アート(美術織物)を使用いた額絵織物御朱印帳です。古くより日本に残る素晴らしい美術の数々を、桐生織物が「織」で再現した布を使用しています。
【ハンドメイドのこだわり】
作品は全て受注制作です。作り置きは致しません。それは御朱印帳を作り出す資材の繊細さに理由があります。扱う全ての資材がとても繊細な素材です。皆様の元へ届く御朱印帳は「鮮度」も重視したい、それは「美しさ」の一条件であるからです。
【作品詳細】
表紙
表 額絵織物
裏 金襴織物
比較的丈夫で色褪せし難く美しい織柄を末永くお楽しみ頂けます。織物(繊維)は摩擦や引っかけに繊細な素材です。御朱印帳袋等を使用して保護する事で、本作品をより美しい状態で保つ事が出来ます。
本文
11山
片面23p
両面46p
和紙加工職人さん厳選こだわりの奉書紙です。滲みにくく、乾きやすい、書き手に書きやすく墨のすべりの良い2枚貼り合わせの蛇腹奉書紙を使用。
※製造過程で発生するパルプ繊維や木くず、黒点(夾雑物)は、和紙製品の特性の一部です。夾雑物は無理に取り除くと、穴、傷、破れ、凹凸等の原因となりますのでご注意下さい。これらの特性を和紙の特徴としてご理解下さい。
サイズmm
約122x185x18
表
絵図の作者は不明ですが、月兎の切ないお話はご存知でしょうか。帝釈天はお腹を空かせた老人となり、兎の前に現れました。猿は木の実や果物を、狐は魚を採って来ましたが、兎は一生懸命頑張ったにも関わらず何も持って来ることが出来ませんでした。兎は「もう一度探しに行くので火を焚いて待ってい下さい」と猿と狐に頼みました。戻ってきた兎は「私には食べ物を採る力がありません。どうぞ私を食べて下さい。」と火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げました。これを見た老人は帝釈天の姿に戻ると、兎の優しい気持ちを褒め称え「今度生まれ変わる時には人間にしよう。兎には可愛そうなことをしてしまった。兎の姿を月の中に永遠に残してやろう。」と仰いました。こうして、月には兎の姿が残る事になりました。心優しい兎に心動かされます。
裏
2種類よりご選択下さい
1. 白 吉祥文
文様や色が月の光に照らされた雲間を思わせ、優しい兎の物語を引き立てます。
2. ピンク 牡丹唐草
美しいシャープな織と色の対比が、作品の個性と存在感を極めます。