近代日本の建物は、堅く冷めたい鉄の柱やコンクリー トの床・壁など、単調で味気のない素材で作られる場 合が多くなってきました。
これらの素材はたしかに機能的ですが、その中に住む 人々に憩いと潤いを与えるには必ずしも適当とはいえ ません。織物はこうした住まいに柔和さと温かさをつ くりだす最良のキメ手といえましょう。
生活に融けこむ 用と美の織物づくりに遠く天保の昔(1843年創業)より 専念した川島の親しみある中にも格調の高い織物で、あなたの 生活により一層の豊かさと、趣きをお楽しみ下さい。 天平華紋
正倉院御物にみる典雅にして、華麗な諸種の工芸品は、遠く源を唐、或は更に西方アジ アに発していますがその文様は、美麗細緻、厳正な気品に満ちています。 とりわけ古鏡、彩絵箱、錦織等による豪華な華紋は、見る人にその瑞正にして豊腕の極致 を感じさせ、遥か天平の昔に夢をさそうことでしょう。
この遠き天平の貴神の風説に満ちた華紋を、更に新しく現代的感覚と練達した職技によって再現したのが「朱珍重宝裂天平華紋」であります。
TEMPYO-KAMON
The greceful and splendid treasures of Shoso-in came from Tang Dynasty (618- 907) in China or far Western Asia.
The designs of these treasures are full of refined beauty and nobility.
The beautiful floral designs of the ancient mirrors, lacquered boxes, and brocades represent the ideal perfection of beauty and recall the past days of the Tempyo
period (729-749) to our minds. Our textile "Tempyo-Kamon" is the reproduction of such noble treasures of the Tempyo Era with modern taste and skills.
KYOTO, JAPAN