大徳寺 中村雪山筆の貴重なお軸です。
『○ 無尽蔵』 年間を通してお掛け頂けます。
破れや虫喰いなどありませんが、皺折れはかなりあります、
円相(えんそう)は、禅における書画のひとつで、図形の丸(円形)を一筆で描いたもの。「一円相(いちえんそう)」「円窓(えんそう)などとも呼ばれる。
悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人に任される。
また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられることもある。
また始まりも終わりもなく角に引っ掛かる事もない円の流れ続ける動きは、仏教が教える捕らわれのない心、執着から解放された心を表わしている。
気楽に、心は丸くだけも良し。満月も良し。
それぞれの趣旨でお楽しみ頂けます。
●ご参考
【無尽蔵】
① 仏語。尽きることのない財宝を納める蔵(くら)。無限の功徳を有することをたとえていう。
② 仏語。寺に設けられた庶民のための金融機関。信者の布施した財物を蓄えて貸し出したもの。
③ ( 形動 ) 取っても取っても尽きないこと。無限にあること。また、そのさま。
○聚光雪山/中村雪山
中村戒仙(大徳寺508世、山内塔頭聚光院住職、明治14〜昭和47、道号隋応・法諱宗雄・室号直入軒・別号雪山 高安)
○聚光院(じゅこういん)
都府京都市北区紫野にある臨済宗大本山大徳寺の塔頭のひとつである。聚光院という名は三好長慶の法名「聚光院殿前匠作眠室進近大禅定門」から採られたものである。
寺内は通常は公開されていない。
千利休が開祖・笑嶺和尚に参禅したことから利休の墓をはじめ、三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)歴代の墓所となっている。
○寸法(約)幅29.8 センチ、縦140.0センチ