Blackie"、それはエリック・クラプトンにより組み上げられた今となっては伝説の世界一有名なストラトキャスター。その心臓部であるピックアップはFender社の手によって分解、解析により1974年製のグレイボビンであった事が発表された時にはギターマニア、プレーヤーに衝撃を与えました。
このオリジナル・ブラッキーは1985年のツアーを最後に引退しましたが、クラプトン本人をして「一生に一度出会えるか解らない程不思議な魅力を持っている」言わしめたほど。
名演、名フレーズを奏でたそのトーンはクラプトンの演奏技術と相まって「枯れた音」と表現されました。70年代特有のフラットレンジでエッジが立ち、長くないサスティーンそしてアンプセッティングによる絶妙なドライブ感、今のシグネーチャーモデルとは全く異なるサウンドは代名詞である「ウーマントーン」とも異なる非常に魅力的なもの。
その再現を目指したものがこの”Blackie”になります。
参考音源はライブ音源としては最初で最後のアルバム「Just one night」、映像としては1985年の「Live aid」。特にJust〜で多用されたミッドとブリッジのハーフトーン、ここのニュアンスには拘りました。
同時の使用アンプはJust〜ではミュージックマン、Live〜ではJCM800とのことでUAFXのLion68でヘッドフォン、真空管アンプ使用時にはブースターを用いて軽くプッシュしてトーンを追求。
ネック側は70年代のフラットでドライなトーンを元にしながら60年代のストラトで感じられる12F付近での巻き弦の軽いドライブ感が味わえるように製作しています。
感度が良くプレーヤーのニュアンスがダイレクトに表現される生々しさを持ち、クリーンでは透き通る様なトーンでクラプトンファンのみならず'70グレイボビンをお探しの方に最良の選択となると思います。
仕様
・全ポジション S極Top CW巻
・'74までのスタガードタイプ
・AWG42ワイヤー
・コットンクロースワイヤー
・グレイボビン
・直流抵抗値5.9kΩ〜6.3kΩ前後
付属品
・エイジドホワイトピックアップカバー
・M3×20mm スクリュー
・ハイトアジャスタースプリング
Fender フェンダー Mjt dimazio ディマジオ
seymour duncan ダンカン