数年前、NYのMET (Metropolitan Museum)で半日過ごしているうちに、舘の奥に小さなショップがあって、見てみると天然石の装飾品がどれも一点もので展示されていました。夫々の石の特徴をダイナミックに主張するデザインで、普通の宝石店などの作品とはインパクトが違っていました。
ボランティアなのか品の良いマダムが一人担当していて、この首飾りはrare amethyst で同じ雰囲気のものをこれだけ集めることはなかなかできないとの話しでした. 日本に帰って調べてみると、シェブロンアメジストとかケープアメジストと呼ばれる珍しい種類で、パワーストーンとしても珍重されているようです。濃紫に白い線が走る表情が一粒一粒全部違い、しかも裏表見分けがつかず美しいです。線が二重になっているものをダブルポイントと呼んで特に愛情関係のパワーが強いとされているようですが、詳しくはありません。
ダイナミックな形、色の微妙な美しさと冷んやりしたつけ心地に魅かれて、私にとっては気楽に買える価格ではなかったのですが、いま出品中のピンク瑪瑙の首飾りと一緒に思い切って購入しました。きっと二度と手に入らないと思ったからです。
素肌につけるとひんやりと冷たく気持ちが良いです。出品中の雰囲気の同じ瑪瑙のトップが13個も集まった極レアな首飾りと同様、購入時の何分の一かで価格を付けました。