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『大地の歌』
交響詩『葬礼』
アンナ・ラーション(Ms)
ロバート・ディーン・スミス(T)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
ファビオ・ルイージ(指揮)
収録時期:2011年5月18日&20日(ライヴ)
収録場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
オペラとシンフォニーの両方に力を入れるルイージはマーラーを好んで指揮しており、実演のほかレコーディングにも積極的に取り組み、『大地の歌』についてもシェーンベルク版の録音がありました。今回は通常版の演奏で、ソリストにアンナ・ラーションとロバート・ディーン・スミスというマーラー経験豊富な歌手を起用して大きな成果を収めています。室内楽的な音楽も多用されるこの作品と、各パートがよく聴きあうコンセルトヘボウ管の相性は良く、これまでにも、シューリヒト、ベイヌム、ヨッフム、ハイティンク、ショルティと数多くのCDで注目を浴びていただけに、今回の映像作品の登場は歓迎されるところです。
交響詩『葬礼』は、交響曲第2番第1楽章の原型で、大筋は似ているものの細部ではけっこう違いの見られる作品として近年注目度が上がり、すでにブーレーズ、セーゲルスタム、ツェンダー、リッケンバッハー、若杉弘、ウンガー、ロペス=コボス、シャイー、パーヴォ・ヤルヴィと数多くの録音がおこなわ、マーラー好きのあいだでは市民権を得た印象です。今回は、ルイージが『大地の歌』の後にこの作品をとりあげ、シャイー盤以来10年ぶりとなるコンセルトヘボウ・サウンドで若きマーラーの書いた音楽を味わうことができます。
DVDではなくブルーレイです。
数回視聴した程度ですので状態は良いです。
よろしくお願いいたします。