マイクロロンはフッ素系樹脂を金属表面へコーティングする事により摩擦、磨耗を減少させベストコンディションを維持する金属表面処理剤です。
マイクロロンは潤滑油ではなく、金属表面へコーティング処理をするため、処理後に注油や脱脂をしてもマイクロロン効果は変わりません。
元々は1964年に米国で発明されたエンジン用の添加剤なのですが、元ミニ四駆チャンピオンがベアリングチューンとして採用しました。その他、ラジコン、ヨーヨー、スケボーや釣り用のリールなどのベアリングをマイクロロンで処理する事で性能向上が期待できます。
1回の処理に使用する量は1滴ほどなので、この量でもかなりの量の処理をすることが可能です。
★処理方法の一例★
1.ベアリングをよく脱脂する
2.ベアリングをドライヤーやホットプレートを使い60~70℃位に温める
3.容器をよく振って攪拌したマイクロロンをベアリング内部に1滴垂らし、すぐに空転させてよくなじませる
4.マイクロロンが蒸発するまで再度温める
5.上記2~4を2~5回ほど繰り返します。
この他、ドブ漬けなどのやり方もありそれぞれにメリットデメリットがあります。youtubeなどにマイクロロンの紹介や処理のやり方を解説されている動画が上がっていますので参考にしてみてください。
お持ちのベアリングのシールドやリテーナーに樹脂やゴムが使われている場合は、無理に温度を上げてしまうと変形、変質の原因となるので、温める温度をちょっと熱めのお風呂の温度くらいにとどめて、時間を掛けて蒸発させてあげれば大丈夫です。
この機会に是非お試し下さい!
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