幻のデザイン画家・小林かいちの舞妓さんの哀愁漂う舞妓さんのピンクと水色のグラデーションが美しい4カットが素敵な作品です。
観る人の心を惹きつける独特なセンスに惹かれ、絵葉書4枚を購入して額装のデザイン・オーダーした世界にひとつだけのオリジナル作品です。
陽の当たらない部屋で大切に保管していましたが、先日の強風で落下した衝撃により表面のガラスが割れてしまいありません。
それでも小林かいちの作品自体、世にほとんど出回っていない大変貴重なものなので、コレクターの方いかがでしょうか。
【小林かいち】
京都友禅図案家で木版絵師、図案家の小林かいちは近年まで性別・生没年・作品点数・私生活などが不明な謎の叙情版画家と称されていました。
大正後期から昭和初期に、小林かいちの絵はがきや絵封筒は当時の若い女性から評判を得ました。京都京極三条の「さくら井屋」を版元に数多くの作品が売り出され、模倣品が出回るほどの人気を集めました。
作品の画風はシンプルでシャープな線と面、印象的な色彩表現によるアール・デコ様式の装飾性を持ち「京都のアール・デコ」とも称されます。
当時にはモダンと呼ばれた西洋的な様式やモチーフと日本的な雰囲気との調和は華やかな大正ロマンを感じさせますが、目鼻立ちが描かれていないにもかかわらず物憂げな心情を感じさせる女性像など、装飾性を持ちながらメランコリックな雰囲気を醸し出した作風には表現主義の影響が見てとれます。
しかし、昭和初期以降にはかいちの存在は少しずつ忘れ去られ、一部のアンティークのファンや絵はがきの収集家などの間でだけ認知されるようになってしまいました。
★即購入は大歓迎ですが、事前に商品を確認いただき納得いただいた上でのご購入をお願いいたします。
★額装オーダーだけでも一万円以上かかっている作品のため、大幅なお値下げ交渉や取り置きは検討中の方のご迷惑となるため、お受けいたしかねます。
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売り切りの早い者勝ちですので、ご検討よろしくお願いします。