はじめに
スノーボードの楽しみ方は実に多彩です。自由に滑るフリーライディングはもちろんのこと、深雪でのパウダーラン、スラロームやジャイアントスラロームなどのレース、華麗なエアーやトリックを競うハーフパイプ、ゲレンデでのスピンなどを楽しむグランド トリック、
さらにはハンドレール (手すり)の上を滑ったりするジブトリックなど、実に多種多様です。
これを言い換えれば、 スノーボードにはいろいろなスポーツの要素が含まれているということです。 たとえば、
スキーのようにカービングターンをしたり、サーフィンのように新雪でスプレーを上げながら滑ったり、スケートボードのようにトリックをしたりと、 自分の好みのスタイルで楽しむことができます。
この点がスノーボードの大きな魅力なのですが、それと同時に、この自由な方向性こそスノーボードの大きな落とし穴で、上達を妨げる原因でもあるのです。 これはスノーボードを、以前自分が経験したスポーツ(スキー、
サーフィン、スケートボードなど)のスタイルで捉えてしまっているからです。 いくら以前スキーやサーフィンの経験があったとしても、いきなりスノーボードに乗換えてすぐに自分のイメージどおりに滑れるとは限りせん。 やはりスノーボードも他のスポーツと同様奥が深く、特有の運動性を必要とするため、基本から学ぶ必要あります。
もともとスノーボードは最初はエッジもく、深雪を行り、またカービングターンも可能になって、どちらか歩により、深雪をスキー以上に手軽に楽しく滑ることが流る道具として利用されていました。その後マテリアルの
ン中心という感じで、 急速に全世界に広がりました。 スノというと北米はフリースタイル中心、ヨーロッパはアルペーボードはほかの種目にはない早さで、オリンピックでも公式種目になるなど、 あっと言う間に、 冬のビックスポーツとしての地位を獲得しました。
日本でも最近は全面滑走OKのスキー場も増え、スノー
ボードスクールやレンタルも完備されるなど、人気の高
まりとともに急速に環境も整いつつあります。
吉楽克己
ブランド:ー
著作者:吉楽克己/著
出版者名:スキージャーナル
出版年月:199611
商品形態:157P 21cm
シリーズ名:Ski journal step up series
価格:1,267円(税抜)
読者対象:一般