はじめに
私の子供の頃は、野良犬がたくさんいました。 大抵の家が犬を放し飼いしていたので野良犬が増えたのです。
でも野良犬だって、幸せになりたいのです。 飼い主もなく、自分の力だけで生きてゆかなければならない野良犬は、かわいそうな犬なんです。 野良犬 だって、野良犬として放っておかなければ、いい 犬 なのです。野良犬をつくらないようにしたいものです。
本のタイトル
のら犬物語 (フォア文庫愛蔵版) 戸川幸夫/作 石田武雄/画
作品紹介
優しい飼い主と別れて、野良犬になった マルの身には、 様々な苦難が降りかかってきた。 野犬狩りに会い 当選 危うく 殺されそうになったこともある。 上にかられ、市場のゴミをあさっていて、棒を持った人間に追われたこともある。多くの機器を乗り越えたくましく成長していく のら犬マルの姿を、動物文学 第一人者が愛情を込めて描き出す。
目次
捨てられて
初めての旅
幸福の日
恐ろしい 夜
木枯らし
脱走
生きる 勉強
ひとりぼっち
ともを求めて
悲しい日
強き者
サーカス
本当の幸い