正絹の着物をリメイクした、茶道具の古帛紗です。
お茶のお稽古やお茶席などに使って頂ける他
、床の間やテーブルなどの敷物としてもお使い頂けます。
主に裏千家で、点てられた抹茶を運ぶ際に茶碗の下に敷いたり、茶器の拝見の際に畳の上に広げて拝見することに用いられるお道具の一つ、古帛紗。
名物裂(金襴(きんらん)や緞子(どんす)など)名のある裂で仕立てるのが一般的ですが、正式ではないけど、ちょっとした遊び心のあるお道具を持ちたい、人とは違うお道具を持ちたい、お稽古用に手頃なものが欲しい、などなど色んなニーズにお応えするべく、ちえの和のお着物地をリメイクしてみました。
名物裂ではないので、もちろん名前はございませんが、お稽古用と申しましても、伝統あるお道具なので、以下の注意を払ってお仕立てしております。
1. 一本糸で縫う(途中で糸を継がない)
2. 玉止めを作らない
3. 角をきちんと立てること
4. わさ(縫い目のないわの部分)を右側にする
5. 縫い目が見えないようきせをかける
6. 柔らかくフワッと仕上げる
折り目をつけておりませんので、必要に応じてアイロンで折り目を付けて下さいませ。
表地:正絹
サイズ:縦5寸(15.2cm)×横5寸3分(16.3cm) ※若干の誤差はご容赦下さい
状態:目立った汚れなし
材料は、気軽に着られていた小紋や訪問着が中心です。付下げなどを解いたりすることもあります。
何れも縮緬(ちりめん)綸子(りんず)紬(つむぎ)御召(おめし)銘仙(めいせん)等、上質な正絹のみを使用しております。是非この機会に和小物をお手にされては如何でしょうか?
アイロン時のご注意
・アイロンの温度は低めでお願い致します。
・必ずあて布をして上から軽く押さえるようにかけて下さい。滑らせるとつまみジワのもとになります。
・スチーム・霧吹き不可!
着物リメイクにつき、本文中の状態はあくまでも、古着の中での良し悪しとなります。
古帛紗以外は、撮影小物です。作品には含まれません。
制作者:ちえの和 千倉