【作品について】
一三〇〇年以上の長い歴史を持つ桐生織物。それは繋いでごられた歴史、技術、情熱や努力が込めらる「宝」です。
織物は経糸と緯糸が組み合わさり柄を織り出す立体構造物です。その為、光の種類、加減、角度により柄の見え方や色が変化が生じます。織物の特徴となるその美しさです。
「各織物が一番美しく、輝いて見える形にする」が制作理念です。
【ハンドメイドのこだわり】
ハンドメイドであるからこそ成すべき事、出来る事。それは作品としっかり向き合い探り当てていきます。細部を含む作業工程に段階を付け、時間を掛けて進めます。
作品は全て受注制作です。作り置きは致しません。それは御朱印帳を作り出す資材の繊細さに理由があります。扱う全ての資材がとても繊細な素材であり、気候・温度・湿度等、環境条件により細かな作業が異なります。皆様の元へ届く御朱印帳は「鮮度」も重視したい、それは「美しさ」の一条件であるからです。
【作品詳細】
表紙
生地の素材は「桐生金襴織物」(化繊)です。比較的丈夫で色褪せしにくい為、美しい織柄を末永くお楽しみ頂けます。織物(繊維)は摩擦や引っかけに繊細な素材です。御朱印帳袋等を使用して御朱印帳を保護する事で、本作品をより美しい状態で保つ事が出来ます。
本文
11山
片面23ページ
両面46ページ
※表紙の面を除く
専門職の方より仕入れを行っております。和紙加工職人さんのこだわりの中身です。滲みにくく、乾きやすい、書き手に書きやすく墨のすべりの良い2枚貼り合わせの蛇腹奉書紙を使用。
サイズmm
122x185x18(若干の誤差はご了承下さい)
【織柄】
表表紙
龍紋(龍の丸)と雲
『竜の雲を得る如し』とは、転じて、英雄豪傑などが大活躍するさまなどを意味する表現です。透き通る様なサテンホワイトに龍と雲が浮かぶ織が美しい表表紙です。
裏表紙
富田雲金襴
中国では不老長寿の薬草とされ古くから重宝されてきた「霊芝」。そんな霊芝に似た雲の文様である霊芝雲を繋いだ裂地が「富田金襴」です。富田金襴は、安土桃山時代の武将「富田左近知信」が豊臣秀吉から拝領し、愛蔵したことからこの名で伝わったそうです。
※こちらは完全一点物作品です。裁断の際は各織柄の出方の調整を行い、裁断箇所は不規則となる為、織柄の位置が写真とは若干異なる事がございます事をご了承下さい。