愛媛県産の天然椿の木から、手作りで作成した杖になります。
叔父が数年前に作成し、暗所にて保管してました。
杖下部の接地面には、滑り止めのゴムを着けています。
【作業工程】
椿の木を切り、熱湯で湯がいてから皮を剥ぎ、焼き目の模様をつけてからニスを塗り、乾燥させてからもう一度ニスを二度塗りし、木を保護しました。
最後によく干してしっかり乾燥させました。
【長さ・重量】
長さ
全長 110cm
先端の幅 2.5cm
床接地面の幅 2cm
重さ 300g(滑り止めのゴム込み)
梱包の際は8枚目の写真のように、杖全体をプチプチ材で包んでから段ボールに梱包します。
椿の木は軽くて丈夫なので山登りや普段使いの杖として優れています。
愛媛県産の椿から作った杖で、ぜび四国八十八ヶ所のお遍路巡りをしてみてはいかがでしょうか(**)
【お遍路とは】
四国八十八ヶ所(巡礼)とは、お遍路とも呼ばれ、四国にある88か所のお寺を回ることを言います。このお寺は讃岐(現在の香川県)出身である弘法大師(空海)ゆかりのもので、88か所のお寺を巡ることで自分の煩悩を祓い清める のが主な目的です。すべてのお寺を巡り終えると願いがかなうとも言われています。
弘法大師は平安時代初期の僧で、唐(当時の中国)にわたって密教を学んだのち、日本に帰って真言宗という宗派を開きました。高野山に金剛峯寺(こんごうぶじ)を建てたのも弘法大師です。 当時の国の中心は平安京(現在の京都府京都市)であり、俗世である国の中心から遠く離れた四国の地で修行を行ったとされています。
このような経緯から、弘法大師の足跡を辿る八十八ヶ所巡礼は、初め修行僧などが中心でした。その後、弘法大師に対する人々の信仰が高まるにつれ、日本全国からお遍路に訪れる人が増え、今では一つの文化として定着しています。