テクニクスの名機のチューナーです。
新開発のD/Aフュージョンサーキットを始めとするテクニクスの技術を投入したクォーツシンセサイザチューナー。
7品種に及ぶLSI、ICを新開発して完成したD/Aフュージョンサーキットを搭載しています。
フロントエンド、IF回路、MPX回路の3ヶ所をクォーツの精度でコントロールするトリプルクォーツコントロールや、伝統のDC増幅・DC検波・DC復調による性能に磨きをかけることで、4Hzという超低域からの平坦な周波数特性とセパレーションを実現しています。
検波弾にデジタルリニアディテクタを採用しており、高精度ワンショットマルチバイブレータとカレントミラー定電流積分回路のシンプルな構成により、低歪・広ダイナミックレンジなオーディオ信号を得ています。
ステレオ復調用に立ち上がりの速いパルス波を使用し、位相歪を解消したテクニクスのDCピークサンプリングホールドMPX回路をIC化して搭載しています。さらに、MPX信号の発生をクォーツ発振信号でコントロールする、ダブルPLL MPX信号発生回路を搭載し、環境温度変化にも正確で安定したステレオ復調を実現しています。
クォーツダブルコンバートIFの採用により、群遅延特性の乱れを解消し、有害な偶数次スプリアス妨害波をシャープにキャンセルし、希望信号を正確に取り出すとともに超低歪化に貢献しています。
自己演算型RF同調回路を搭載しており、希望局の周波数を捕えると同時に自己演算ループが作動し、最適受信状態にRF回路をコントロールします。
オートIF回路を搭載しており、希望局を受信すると、マイクロコンピューターが隣接局の有無を検索・判断し、無い場合は±400kHz離調55dBの高選択度ノーマル回路を、ある場合には±200kHz離調25dBの狭帯域・高選択度スーパーナロウ回路を作動させ、隣接局による妨害波をカットしています。
10dBステップ3段切換えスキャンニングレベル機能を搭載しており、選局時の受信クォリティをチェックできます。
オートミッドナイトミューティング機能を搭載しており、放送終了後のホワイトノイズを自動的にカットします。
シグナルストレングスリードアウト機能より、受信局の信号強度を2dBステップで表示できます。