中学・高校生は最後の大会も近いですが、そんな本番直前こそバッターに求められるスキル(技能)として、思い浮かぶ要素は何でしょうか。
まぁ答えは幾つか出ると思いますが、私が思う答えは(既にネタバレしていますが)、やはりバットコントロールが1番かと考えます。
用意する物は、バット、ホワイトボード用の水性ペンにサランラップと古新聞です。
簡単に言えばバットの先に水性ペンを巻き付け、古新聞に文字を書き込んでいくだけです。
対象文字は、8の字を縦と横に順回転と逆回転、それぞれ3〜5周程度。更に自分の名前を漢字とひらがなでやはり3〜5回ずつです。
8の字は上下左右対称になる様、滑らかに。
漢字やひらがなは、止める所は止めて、はねる所ははねてと、丁寧に書きましょう。
いずれも最初は大きくても良いので、ゆっくり、丁寧に書き、少しずつスムーズかつ小さくしていきます。
構えは剣道の構えに近く、ヘッドを立てて、グリップエンドがおへそを指すように保ち、バット全体を動かすのではなく、右手と左手の間に支点を作り、ヘッドを動かすイメージです。
野球の試合において、実はバットを握っている時間というのは、本当に短い時間でしかありません。
バットコントロールの良し悪しとは、詰まる所、普段からどれだけ両手でバットを握っている時間が多いかどうかによると考えます。
この取り組みは試合中、ベンチ内でバットを握っていたり、ネクストバッターサークル内で、8の字を描いたりと、わざわざペンを付けて書く必要は無いので、
とにかく両の手でバットをグリップし、バットの先まで自分の血が通うかの如く、手の延長としてバットを身体の一部化する事がコントロールする事に繋がるわけです。
どれだけパワーがあろうと、当たらなければ宝の持ち腐れであり、力はなくてもボールの芯にヒットすれば、打球初速のある生きたボールになるのです。
自分が思った場所に寸分違わずバットを通すスキルが高まれば、後はボールを捉える動体視力だけです。
選球眼良く、甘い球はしっかりミートする様な、そんなピッチャーから嫌がられるバッターになりましょう!
このトレーニングはゴルフのアプローチにも良く効きます。8の字だけで良いので、縦・横に3回ずつくらい描いてから打つと、柔らかいアプローチが打てますよ。
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