■商品詳細■
サルバドール・ダリは、スペインが生んだ20世紀を代表する最も多才な画家です。6歳の時に初めて、油彩で風景画を描いてから70歳代後半まで絵画はもちろんのこと彫刻、版画、舞台装置や衣装のデザイン、映画制作と実に幅広い表現活動をしています。ダリの絵といえば、美術の教科書等で“柔らかく描かれた時計”をみたことを思い出す人も多いと思います。
探究心の強いダリは、印象派、点描派、キュビスムなどの先輩の作風を学び、その影響をうけました。1930年代は、パリを中心にシュルレアリスム(超現実主義)という芸術運動が盛んであり、ダリもその運動に加わります。
シュールレアリスムの旗手として知られる画家・ダリの代表的な作品のひとつになります。ここに描かれる、「柔らかい時計」はダリを象徴する存在のひとつとなったもので、またダリ自身もこの絵を再構成した作品を再度手がけています。溶けている時計は、台所で溶けるチーズを見てインスピレーションを得たとされ、「その晩の夕食の仕上げは、たいそうこってりとしたカマンベール・チーズでした。みんなが出かけた後、私はテーブルに向かったまま、このチーズが心に呼び起こした「スーパー・ソフト」という哲学的問題について、長い間瞑想に耽った」と述べています。背景が描かれていた状態で、ガラが映画を見に行っていた2時間くらいの間に、その思考を基に時計などが加えられたとも自身が述べています。
■基本情報■
【商品名】サルバドール・ダリ ジグレー版画 記憶の固執 60/375
【サイズ】54×42cm(額サイズ)
■状態■
新品・額付き・証明書付きです。
■配送や梱包に関して■
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