もえぎ草子 くもんの児童文学 久保田香里 (著) tono (イラスト)

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12歳の少女・萌黄は、育ての親の叔母が遠国に行くことになったのを機に、中宮のための役所・職御曹司(しきのみぞうし)で、下働きをはじめる。別れぎわ、叔母は萌黄に「お前の父さんがつくったものだよ」といって、白い紙を預けてくれるが、萌黄には父の記憶はない。 先輩の瑞木(みずき)や、庭で暮らす木守(こもり)の親子、牛飼い見習いの幼なじみとともに、充実した日々を送るが、父から預かった紙を、「清少納言から盗んだ」と勘違いされ、職御曹司を追い出されてしまう。 途方に暮れるなかで、路上で歌をうたって日銭を稼ぐ紅葉と出会い、ともに暮らしはじめる。しかし、突然の別れがあり……。 萌黄は、清少納言が藤原行成に送る手紙を届けたり、枕草子の一説を読んでもらったり、書き損じの紙を集めたりするなかで、言葉が紙を通じて広がっていくことの不思議を知る。そして次第に、紙というものに惹かれていく。 歴史のなかでたくましく生きる、名もない庶民を描きつづけてきた久保田さんが次に描くのは、平安時代に土を踏みしめて力強く生きた人々。枕草子から着想を得た、枕草子の裏側にあったかもしれない、一人の少女の物語。 ◆【商品の状態】 使用状況 :中古にしては綺麗な部類に入ります 注意事項 : 比較的美品かと思いますが、素人の保管方法になりますので、ご理解ある方のみご入札ください。 【発送方法】 ゆうメールで発送予定です。 防水のためクリアパックに入れて封筒にて発送します。
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