ドーム工房 冬景色文ピッチャー
フランス ドーム兄弟によるアールヌーヴォー様式の冬景色文ピッチャー。
ピッチャータイプは大変希少です!
初冬の色鮮やかな夕映え模様と白い雪のコントラストが繊細に描写されており、 四季の移り変わりの優しさを表現したような自然の優美を描いた作品です。 言葉に出来ない自然の美しさを見事に作品に封じ込めており、感動的です。
☆底部に陰刻サインあり!!
類似品の参考価格は 660,000円 です! リンク先は ここ をクリック
作者 ドーム兄弟 (ドームナンシー)
作品名 冬景色文ピッチャー サイズ 上部持ち手までの幅約9.5cm
底部幅約4cm
高さ約7.5cm 状態 ヒビ・割れがあります。接着剤で補修しています。
補修した箇所周辺に 接着剤の付着があります。
画像10をご確認ください。
1900年頃のアンティーク品ですので、エナメル彩にスレがございます。
丁寧に梱包して発送させていただいます。
作家紹介
ドーム兄弟(ドームナンシー)
ガラス工芸家
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した、
国際的な芸術運動、アールヌーヴォー。(流行したデザインスタイル)
アールヌーヴォースタイルのガラス工芸は、自然を模したデザインが特徴です。
この時代のガラス工芸を代表する作家といえば、エミール・ガレとドーム兄弟です。
ドーム兄弟は同じナンシー出身の先駆者、エミール・ガレの活躍に刺激を受け、
本格的に芸術的ガラス作品の制作に乗り出します。
当初は、ガレと度々比較されましたが、その後ガレとは違った技法を駆使し博覧会
(シカゴ万博・ブリュッセル万博)などに作品を出品、金賞を受賞。
アール・ヌーヴォー最盛期のパリ万博 (1900年)で遂にガレと並びグランプリを獲得。
ドーム兄弟とガレとの違いは、ガレは対象をクローズアップしたような大胆な構図で
幻想的な作品を好んだのに対し、 ドーム兄弟は風景や植物をやや遠景で
写実的に表現している作品が多くみられます。
ドーム兄弟の最も有名な技法”ヴィトリフィカシオン”
溶解したガラス素地に粉末状の色ガラスをまぶしつけ、炉に戻して再加熱することで
表面にマーブル状の薄い混色層を作り出します。ドーム社が特許を持つ加飾方法。
この技法の開発により、より複雑で重厚な色調に仕上げることに成功しました。