ナポレオン時代の騎兵ピストルの模造品です。木材と金属で作られていて、装填と発射のメカニズムをシミュレートしています。フリントロック式ピストルは、ハンマーを起こし引き金を引いたときに、フリント石(火打石)が火花を生成し火薬に点火するという仕組みの銃でした。これらのピストルはすべて、発砲後に弾薬の手動充填を必要としました。銃口から挿入された弾薬は、火薬、弾丸、紙の栓で構成されていました。紙の栓は火薬と弾丸を銃身の中に圧縮しておくためのキャップとして機能しました。これらのピストルは19世紀半ばまで自衛兵器として使用されていました。発射有効範囲は短く、しばしば剣やナイフの補完として使用されました。フリントロック式ピストルは、湿気と偶発的な発砲のために、現代の武器に比べて問題が発生することがよくありました。戦闘では、充填するのに十分な時間がなかったので、通常は、一発しか発砲できませんでした。発砲後の戦闘員は、再充填が間に合わず、サーベルや剣を使用するか、こん棒としてピストルを使用することを余儀なくされました。
デニックス 1011 騎兵ピストル フランス 19世紀
サイズ(約) 全長:35センチ 重量:800グラム
材質 グリップ:木製 金属部分:亜鉛合金
販売元 personal Enman