表具
約216×83.5cm
絹本
約139.5×69cm
表具少ヨレ
軸先少傷み
絹本上部に大きめのシミ 汚れ
木箱付き
雄大な秋の景色の中で、木こりなのか、この辺りに住む方なのかが、座って、滝を眺めている図です。
描き込みの量が、尋常でないです。
ですが、景色も画面も広々としていますので、
(約 縦1.4m 横70cm)
窮屈な感じもせず、
まさに大自然に溶けていくような感覚を覚えます。
紅葉の赤も美しく、滝や川の流れ、うねりも雄大で
狩野派の力強い線も感じられます。
画面に汚れがついてしまっているところが残念ですが、
補修して頂けたら、気持ちよく見て頂けると思います。
もちろん、今のままでも鑑賞に問題はありません。
この雄大な景色は、現実というより
画家の精神のなせる技だと思います。
ぜひ、飾ってご鑑賞ください。
?-1860 江戸時代後期の画家。
狩野派をまなぶ。のち法眼となる。山水,人物をよくした。万延元年9月6日死去。出羽由利郡(秋田県)出身。名は昌興。別号に牧遊斎。