商品説明 2022年に発行された女王の治世シリーズ第2段です。コレクション整理のため出品いたします。コイン自体に目立つキズや汚れは見受けられませんが、あくまで素人判断ですので、完璧な品を求める方は入札をお控え下さい。
現英国女王エリザベス2世の在位70周年「プラチナジュビリー」を祝す2022年は、女王自身と英国王室の前人未到の偉業を歴史に刻む格別の一年です。1952年の即位以来、常に国民に寄り添い、イギリス連合王国と連邦各国のために尽力を惜しまず、精力的な活動を展開して来たエリザベス女王。「私は、それが長くとも短くとも、全人生をこの偉大なる国家に捧げます」と声高らかに国民に宣言した女王は、その時、未だ21歳になったばかりでした。そしてその神聖な誓いは、その後70年間にわたって守り抜かれました。正に全世界を駆け巡る公務を展開した女王がこの地上に蒔いた種は、70年の時を経て花を咲かせ、今や全世界がその恩恵にあずかっていると言っても過言ではないほどです。父王ジョージ6世の崩御に従い、遠きアフリカはケニアの地にて英国の女王として即位された女王は、翌1953年にロンドンのウェストミンスター寺院において戴冠式を挙行され、名実ともに英国の君主となられました。過去70年間の英国の歴史を振り返るとき、国家の象徴としてのみならず、いかに女王の存在抜きにしてその全貌を語ることが不可能であるかを痛感するに至ります。去る6月には英国民が挙って待ち望んだ「プラチナジュビリー」の公式行事が開催されたばかりですが、残念ながら女王自身は体調不良を理由にそれらの行事を欠席されました。96歳の高齢を考慮しますとこれは致し方のないことですが、その後、ウィンザー城の庭で乗馬を楽しまれる女王の姿がニュースで取り挙げられ、全世界が安堵するに至ったことがごく最近の記憶として残っています。