長年、TIE YOUR TIEのネクタイのみを製造してきたイタリア フィレンツェのセブンフォールド社が展開するハウスブランド「SEVEN FOLD」のシルクタイ。
同社ではTIE YOUR TIE、ATTO VANNUCCI、KENJI KAGA COLLECTION、SEVEN FOLDと4ブランドを展開していますが、このうちSEVEN FOLDは、ヴィンテージを基調としたファブリックでラインアップされたラインという位置づけのようです。
こちらは、そんなSEVEN FOLDらしいヴィンテージ調デザイン。ただし、昨今の“ヴィンテージ調ブーム”を反映した製品によくあるレトロなデザインとは一線を画した、“エレガントにヴィンテージ感を表現した”一本といえます。使われているのは別注品ならではの限定生地となります。
かなり凝ったデザインのため、説明が長くなりますが、ありそうでない、SEVEN FOLDならではのデザイン・配色だと思います。
ブラウンのベースに、グレージュの花芯のまわりにターコイズブルーの花びらを外側に開くように6枚配したアールデコ的な(抽象的な)フローラル柄を配したデザインになっています。このフローラル柄を基軸に考えると小紋柄なのですが、6枚の花びらのうち1枚は隣のフローラル柄と重なっています。そして外側に開いた花びらと花びらの間には、花芯よりは小さめのグレージュが配置されています。
ところが、このデザインはマジカルというかもはやアートだと思うのですが、基準になるデザインを異なる目線で見ると、まったく違った説明になります。
ブラウンのベースに、グレージュの小さめの花芯のまわりにターコイズブルーの花びらを内側に閉じるように3枚配したアールデコ的な(抽象的な)フローラル柄を配したデザインとみることもできます。このフローラル柄を基軸に考えると小紋柄なのですが、6枚の花びらのうち1枚は隣のフローラル柄と重なっています。そして外側に開いた花びらと花びらの間には、花芯よりは小さめのグレージュが配置されています。
結果的にデザインがつながっているのですが、よくある“小紋柄が詰まって配置されて総柄になっている”デザインではなく、連続性を計算して、小紋でありながら総柄である、というつくりとなっています、
最終的には、見た目の印象が美しいかどうか、配色が綺麗かどうかが問題ですので、このような説明は本来はどうでもよく、マニアックにネクタイを楽しみたい方向けの戯言と受け取ってください。
生地は手触りの滑らかなラグジュアリーなシルクです。裏地のあるつくりでありながら、軽やかな着用感になるかと思います(セッテピエゲやスフォデラートには向かない生地だと思います)。型はボトルシェイプ型のFRANKです。
<FRANKモデル(販売店より)>
セッテピエゲと同じく、定番で人気のFRANKフランク。セッテピエゲが芯を全く使わずに生地を7回折って作っているのに対し、Frankは、しっかりとした芯を入れ、独特なセミボトルシェイプのシルエットが特徴です。このセミボトルのシルエットが、ネクタイを締めた際のノットや大剣に向けてのボリュームを表現します。
Frankはノットがギュッとしっかりと締まり、しかも緩まないのが特徴。一日中ノットを締め直す必要が無い、締め心地抜群のネクタイです。
状態:未使用、ブランドタグ付き
ブランド :SEVEN FOLD セブンフォールド
生産:イタリア
実寸サイズ:長さ142cm 、大検幅8.5cm、小剣幅5cm
素材:シルク100%
価格:44,000円
<ブランド紹介(販売店より)>
現在では絶滅の危機であ る工芸品とも言える手縫いのネクタイ。この品質の気高さをお客様に末永く提供し続けたい、という願いのもとに投資家により命を与えられた工房です。
こだわり抜いた素材、卓越した縫製技術、豊富なバリエーションを誇り、上質な素材感の分かる同社のネクタイはスーツとのコーディネイトをスタイリッシュに見せてくれる一本です。
※なるべく実物に近い状態で撮影して いますが、撮影時の光の加減やPC・スマホ設定により、色合いが若干異なる場合がございます。
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