三条墨壺 昭和の大名人 中野坪昭 最高傑作
多くの宮大工や棟梁に愛される、
縁起彫り 鶴親子亀 上作
三条墨壺の大名人、中野坪昭氏が手掛けた縁起彫の特上壺。
御年89歳の巨匠が最後という約束で作りあげた特上彫の鶴親子亀墨壺。
欅の良い木目の無垢材から、鑿(のみ)だけで掘り出された究極の一品です。
坪昭氏の最大の特徴である、生き生きとした亀、鶴の彫り。
細部にわたり極めて丁寧であり、美しくまとめられた造形は、89歳の職人が手掛けたものとは到底思えません。
まさに伝説の名工です。
*世界に誇る三条墨壺の職人は 中野氏を含めても5人たらず、このまま後継者が現れなければ、世界一の木彫大工道具を手に入れる最後のチャンスといえます。
*坪昭氏は引退されましたので、5点のみの完全限定の販売となります。
日本の銘大工道具でありながら、多くの職人が引退し、
三条に数人の職人が残るのみとなっている職人造り墨壺。
坪昭氏の作る墨壺の特徴は、全体の作りがものすごく丁寧であり、亀、鶴の彫りがものすごく上手いという点。
欅の銘木無垢材より鑿で削りだされた完全手作りの墨壺の造形は、
いにしえの東京銘職人にも劣らない芸術性と完成度を誇ります。
この職人技は三条墨壺の中でも随一といっても過言ではありません。
坪昭氏の墨壺は細部にわたり丁寧に仕上げられているため、
一つ作り上げるのに一か月以上を費やすこともあり、
現在では注文を受けておられません。
本来であれば老舗問屋といえども入手することはできませんが、
これが最後と頼み込み、特別に製造いただいた極めて希少な5点。
間違いなくこの機会を逃せば入手は不可能と言えます。
新築工事の棟上げ式などで供えられる道具としては、
これ以上ない格式の高いものであり、贈答としても最適。玄関や床の間にかざることで、法隆寺の「忘れられた墨壺」同様に、一族と家の繁栄をもたらすことができる美術品として活躍することでしょう。
【三条名工 中野坪昭氏】
三条墨壺職人の最古参の職人であり、御年89歳でありながら毎日工房に入る生粋の墨壺職人。彫りの丁寧さ、表面の美しい仕上げは、歴代の三条墨壺職人の中でも極めて優れており、宮大工や棟梁より絶大な信頼を寄せられている。坪昭氏の師を4代遡ると、三条に墨壺を伝えたとされる坪清に行き着く。