ロシア製のプロジェクター用レンズを、M42マウントに改造したものです。 バブルボケのレンズとしては、トリオプランが有名ですが、その元祖がトリプレットです。 そのため、このレンズも似た写りで、トリオプランよりは輪郭が弱めのバブルボケが作れます。 (PENTACON AV、Diaplan、Trioplanの各f2.8レンズは、輪郭強調が特別に凄いです) プロジェクター用なので絞りはありません。常に開放で写します。 バブルボケが目的なら、それで構わないでしょう。 繰り出し量が多いヘリコイドを用いて改造してあるため、そこそこ寄れます。 M42-NEXアダプタを介してα7で試したところ、横幅が最大で約125mm程度に写るまで寄れました。 36/125=約0.29倍マクロという計算になり、1/3倍マクロより少し寄れないぐらいです。 APS-C機だと1.5倍に写りますから、換算で約0.43倍となり、ハーフマクロに近いです。 イメージサークルが広いようで、フルサイズでも四隅が暗くなりません(少しは暗いかも)。 筐体は、元のレンズがそれなりに使われた感じで、スレや汚れがそこそこ付いています。 改造で追加した部品は、加工の跡が少し目立つぐらいです。ヘリコイドは普通に動いてます。 ガラスは前玉表面に、短くて薄いキズが5本ほどあります。 他には、ホコリが混入してるぐらいで、全体として写りに影響ないレベルです。 M42マウントのレンズなので、使えるボディがまあまあ多いでしょう。 バブルボケを楽しみたい方、それも寄って使いたい方、いかがでしょう。 付属品:リアキャップ(M42マウント汎用品)