手島素岳真筆 老白梅に寒月図(広貯蓄銀行第十周年記念)和額装(欄間額)呉市仁方町(旧賀茂郡仁方村)出身画家 日本製
寸法;本紙、W、450mm x 、425 mm
額装、W、905mm x 、540mm x T、25、mm (欄間額三尺)
材質:女桑製隅丸和額・表具、西陣緞子(日本製)
作者略歴
芸州賀茂郡仁方村の庄屋、手島浦太郎(号松波)の次男として文久二年(1862)に生まれる。
欲称を謹一郎と云った。幼児より詩画を好んで大阪の南宋の大家、森琴石(1843~1921)に師事。
始め、手島秀谷と唱えた。後、香石と号し、壮年期、素岳(そかく)、還暦を迎えた時から、呉東(ごとう)と唱える。
本朝古今書画名家詳伝(明治27年刊) 日本名画選 (昭和5年刊) 帝国古書画便覧(昭和8年刊)などに名を残した。 昭和11年(1936)没。
コメント:「広貯蓄銀行」拾周年を記念して大口預金者に寄贈した記念品。
廣村初代村長、藤田譲夫が明治28年、二級瀧の落差を利用して水力発電所を設置し 明治33年「広島水力電気株式会社を渋沢栄一などと共に創業。その利益を基に 明治34年「株式会社広貯蓄銀行」を設立。以後順調に経営を行う。 貯蓄銀行開業十周年を記念して大口預金者に渡した記念品。
画賛に「広貯蓄銀行 第十周年記念 応需辛亥春日(明治44年・1911) 素岳寫 印 」 とある。
当時の藤田譲夫は手島素岳のパトロンとして、廣村村会議員で功績のあった人物などに 手島素岳の絵画を寄贈しており、廣村においては素岳の絵画を所有していることは 村経営に功績が認められた証として大切に飾られていた。 これによって、廣村(現・呉市広町)では素岳(呉東)の絵画が多く残っている。 この絵画もその歴史を補完するもので資料的にも貴重である。
状態は大事に保管していた為か、ほぼ綺麗で無傷・無欠点です。
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